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[2015.06.14]
■初夏の北海道
朝は曇ってところどころ青空が見えるくらいだったのに、今はまさに北海道の初夏!という見事な快晴!  
 
大滝区上野町は蝉しぐれです。  
 
これ、癒されます。  
ひっきりなしにあらゆるところで鳴いているのに、  
うるさく感じない。  
それどころか、自分も自然の中で蝉しぐれを浴びているひとつの生き物、という感覚になってくる。  
 
生き物を同じ命として尊びたい気持ちで生きていますが、山の中のぱん菓子工房は色々な方々に狙われます。  
 
夏の暑い日に、工房の窓を開けてぱんを焼いていると  
香りに誘われて蝶たちが網戸に寄ってきます。  
 
今は鶏がいなくなったので、家の周りからハエが減りましたが、やはりどこからともなくいいにおいに誘われてやってくる。  
 
古い家なのでスズメバチの女王様やスガリの女王様がしょっちゅう巣造りの場所を探しに軒下やサンフードに入ってくる。  
この方々は虫網で普通に捕まえて外へ出ていただけばよいのですが、一番厄介なのはありさんです。  
 
団体さんでいらっしゃるともう手に負えないので、  
一匹見かけるとすぐにお外へ出ていただきます。  
ここでケアできると問題は起こらないのですが  
イベントなどで数日留守にしたりしている間に行列を作られてしまうと、あきらめてお引っ越しして戴くのに数日かかりになってしまいます。  
 
捕まえては出し、捕まえては出し、の繰り返し。  
箒とチリトリの原始的な方法で。  
姿が見えない時にミントの原液を通り道にかけたり、どちらが先にあきらめるか根気比べになります。  
 
ありさんはほかにも餌のありかがあるかもしれませんが、こちらはあきらめるわけにはいきません。  
ですが、申し訳ない気持ちにもなります。  
 
甘いクッキーの香り、香ばしいぱんの香り、  
それはそれはこの森においしそうに漂います。  
カラスもこの森で毎年巣造りしていますが、  
ある意味これは香りだけご馳走してる???  
 
同じこの土地に生かして戴いている仲間なのだから、  
ぱんのかけらやクッキーのかけらなど、時に分けてあげます。  
 
25キロの袋で仕入れるオーガニックシュガーは、  
二重になった紙袋に入ってくるので隙間に砂糖が入っており、これはどうしても最後まで使い切れません。  
 
その袋を外に持って行き、ひっくりかえして中の砂糖を庭に撒きます。家の中では散らばって困るだけのものも、ここではありさんのごちそう。  
 
これをあげるから、工房には入ってこないでね。  
 
仕入れた甘夏が発酵して、痛んでしまった部分はスズメバチたちが大好きです。  
堆肥の山のてっぺんにおいて置きます。  
 
これはあなたたち食べていいから、家の中に入ってきたり、屋敷の近くで巣を作ったり、お客様に粗相をしないでね。うちの敷地のひとの入らない山の方は好きに使っていいから、お願いね。  
 
同じ地球の共同生活。  
同じ土から恵みをいただき、  
同じ水と空気で生きて、  
いつか同じ土に還る。  
 
忘れたくない、私の中心にある想い。  
 
でも、急に眼の前に飛んで来られると、  
思わず手で払ってしまったり、  
まだまだ私の全部に浸透していない。  
 
おばあちゃんになる頃には  
もっと一体化していたいなあ。  
日本昔話のおじいさんおばあさんみたいに、  
ネズミに餅をあげるくらいの心になりたいな。  
 
今日の美しい一枚  
 
いやだわ青い支笏湖ばっかり。  
どれだけ好きなの私。  
これ、今日の写真です。  
 
皆さま今日も良き日をお過ごしください。  



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