■美容選手権がくれた財産
7月20日少し曇り空 しかし旭川ではこれくらいがちょうどいいかも・・。という天候でした・・。
旭川大雪アリーナは空調設備がなく、とにかく暑い会場、そこに加えて選手たちの熱気によって
ものすごく会場は暑くなっておりました・・・。
日記にもかかせてもらいましたが
44歳になって初めてチャレンジする「着付け」
どうせやるなら・・。ということでコンテスト出場すると決めたのは5月23日洞爺湖マラソンを完走できたら美容選手権に出ようと決めておりました・・。
結果は4時間50分で完走・・・。
自分の中で次のステップを踏むには最高という感じで、着付けの勉強に入りました・・・。
そして実質、着付けの練習に入ったのは5月の後半
28日ごろ・・・。
ボディーという人形でまずは着付けのイロハを教えていただきました・・。しかしイロハを教えていただくにはあまりにも時間はありません。
だからコンテストに向けてただ単に着せることができるように、基礎もクソもなく
はじめから応用をたたきこみました・・・。
モデルさんも決まりモデルさんで練習したのはいいのですが、着付けは女性の体に思いっきり密着します・・。常に髪を触ることはあっても、体を触る仕事は私の中では今までになかったこと・・・。
こんなおっさんの餌食ではなくモデルとして付き合っていただいてくれた方・・・。<笑>
過去にYOSAKOIをしていたときに踊り子として2000年の噴火の時に一緒に踊った彼女・・。
いまでは子供もいて熟女とまではいかないまでも素敵な女性になっておりました・・。
実は今回の着付けは黒留袖部門・・。40代を想定した部門ということで30代以上のモデルが必要でした・・・。
だから、32歳のモデルさんは体力的・そして身長に申し分のないモデルさんでもあったのです・・・。
そして何より気兼ねなく話せたことが私にとっては非常に楽なモデルさんでした・・。
練習期間約50日
その中でメイク・着付け・を完璧に覚えなければいけません。
普通、1年間かけてやることを50日間でできるのでしょうか・・・?
しかし私にはそんなことも考えている暇なんてなかったのです。
早朝5時ころに起き、ご飯を食べお店に来て毎日、人形を向かい合いました・・・。
おかげでマラソンをやってきた時よりも体重が落ちるという、願ってもないご褒美までついてきたのです。
しかし朝起きると親指の握力が無くなり、ペットボトルのふたが開けられないくらいに、親指に疲労が蓄積していたのです・・・。
こんな状態がいつまで続くだろう?なんてことは考えていません・・。しかし確実に家族に負担をかけてしまい、子供たちにも
「またいくの~・・」というあきれ返った言葉が何度もかけられる始末・・。しかし、もう引き返すこともできるわけではありません。
それよりも、初めて覚える仕事の楽しさのほうが勝っていたようです・・。だからまっすぐに進むイノシシ<私>は横を向かずにただただ進む毎日でした・・・。
とうとう7月20日・当日が来ました・・・。
やることはやった・・・。すべての力を本番で出すことを誓い、20代に味わったことのある美容師のコンテストの開会式にでました・・・。
この満面の笑顔が物語っているのはこの場にたてる幸せ感とテレです・・・。同年代の仲間が私にエールを送ってくれます・・。
数えきれないくらいの仲間が
「大屋さんでるの~・・。!」「うそ~信じられない!」という声とともに「がんばれ~!」と言う声援
最高の至福感をあじわせてもらいました・・・。
この競技、実は着物を着せるだけのコンテストではありません。
実は控室にて別の競技もあるんです・・・。
えり付けの競技です
そして長襦袢まで着つける競技です・・。
えりをハリと糸を使って縫うのですが、小さいころから縫物がすきな私にはすごく簡単な競技でもありました・・・。
あいにく、写真がないために現場の雰囲気をお伝えすることはできませんが非常に狭い所での競技です・・。
その会場が非常に暑く、体力を消耗する場所でもあったのです・・・。
続く・・・・。