(抽選は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました!)
<規格外トマトを売った製麺屋>
望月製麺所の経営者、泉田覚(いずみださとる)さんは「山で暮らしたい」と思っていました。20年以上前のことです。
念願にかなうような土地を探したところ、農業従事者なら住める、という条件つきの場所を見つけました。思い込んだら突進する性格の泉田さん、そこに住むために農家資格をとってしまいました。
知り合いの農家に学びながら、
農家に対する尊敬の念が強まり、また疑問も生まれました。
そのひとつは野菜や果物が「
規格」と「
規格外」に選別されること。
味に何のかわりもなく、だだ形や大きさが違うだけで「規格外」とされ商品にならない。消費者もそれが当たり前になっているが、実は料理や用途によって大きさがさまざまであるほうが使う者にとってはかえって無駄がないのではないか。なにしろ
味は同じなのだから、規格外だということだけで捨てられてしまうとは、おかしなことではないだろうか。売る者は、使う人、食べる人、消費者の都合を優先すべきではないだろうか。
泉田氏は伊達でトマトを育てている「
小貫(おぬき)農園」のトマトに惚れ込んでいました。
小貫農園のトマトの育て方は、与える水分をごく少量にして、トマト自身の力を発揮させるという方法です。そうすることで、味・甘みの濃い、締った、水っぽくないトマトができるからです。
さて、泉田氏は、小貫さんの承諾を得てこのトマトの規格外品を持ち帰りました。自分の会社で売ってみたいと思ったのです。
このトマトは好評で、すぐに売れてしまいました。味の良さは誰もが認めるもので、みんな大喜びで買ってくれたのです。
農家について、泉田さんはこう言います。
「食品は、農家が作ったものからできている。全て、それがないとはじまらないんだから農家を大切にしないといけない」
また、こうも言います。
「規格外だからと言って、味に変わりはない。なぜ安く売られたり捨てられたりるのか。その分のロスは規格内商品の値段につけられる。なんだか、どこかおかしな話ではないか」
泉田さんは、地元産のトマト(シシリアンルージュ)を使った
トマト酢とパスタソースを開発することにしました。きっかけは「規格外トマト」、そして、こんな思いもあったからです。
「麺は北海道産の小麦で作っている。でも、地元の食材で作られたパスタソースはないかと調べたら、どこにもないんだよ」これでは地元を愛する者としては片手落ち。「どこにもないなら自分たちで作るしかないでしょ!」
そのトマトパスタソースとトマト酢が、製品として
近日完成しました。
小貫農園とのやりとりがヒントのひとつとなって新しい商品が生まれたわけですが、それはまた別のつながりを生むことにもなりました。
その後、小貫農園に、このトマトをビールのような飲み物にしてはどうかという相談が舞い込み、2009年、夏、株式会社わかさいも本舗が、小貫農園のトマトを使った商品化を実現しました。それは
夏季限定のトマトの発泡酒でした。
こうして規格外の農産物が有効に使われはじめていますが、しかし、全ての農家の作物が無駄なく利用されれているかというと、まだまだそうとは言えないのが現実です。
望月製麺所と小貫農園の交流はさらに深く続いています。
小貫農園では米の生産も行なっています。何件かの飲食店のためにのみ作られている
自慢の米です。
この米を使った望月製麺所との製品開発も進んでいるとかいないとか・・・。
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(抽選は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました!)
プレゼント、セット内容:抽選で3名様に
●道産小麦100パーセントの生パスタ「もっちゃんパスタ」4食分(2食入り×2袋)
+トマトのパスタソース4食分(レトルト・箱入り×4箱)
+おぬき米3.3キロ(小貫農園産)
・・・・・関連リンク・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>>動画「挑戦の理由」はこちら
>>望月製麺・第6回目のページ「米の麺フォー〜プレゼント最終回」はこちら
>>望月製麺・第5回目のページ「カレーラーメンができるまで」はこちら
>>望月製麺・第4回目のページ「規格外トマトを売った製麺屋」はこちら
>>望月製麺・第3回目のページ「世界初ラーメンサラダレシピ本!」はこちら
>>望月製麺・第2回目のページ「道産小麦を本気で使ったもっちゃんの麺」はこちら
>>望月製麺・第1回目のページ「ご当地グルメに熱くなれ!」はこちら
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・・・・・予 告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次回1月のプレゼントは、
室蘭カレーラーメン(生)を予定!
(1月末から開始予定)
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