ちょっと不思議なおはなし

　人はよく夢を見ます…。私が子供の頃からよく見る夢は、空を飛ぶ夢なのですが、ユングや心理学者に言わせると、抑圧された心や感情を解放したい！という願望が、潜在意識にあり、夢となって現れたものだ！という解釈がされています…。私は「そんなものなのかなぁ~？」くらいに思ってますけど…。人間は睡眠に入ると、必ず夢を見ているそうなのですが、大抵の場合、目覚めると忘れてしまう事が多いようです。ただ、目覚めても何故か”しっかり”記憶に残っている夢は何かを暗示している夢（予知夢）の可能性が高いのではないでしょうか？良い夢であれば、別に構いませんが、あまりにも嫌な夢や悪夢を見てしまった時、どうしても気になって仕方がないという方のために、悪夢を祓うおまじないを紹介しましょう…。 


　但し、おまじないなので、必ず効果がある！とは保障出来ませんが、何らかの効果があるケースもあるようなんで、試してみてはいかがでしょう？ 
 
　一番簡単なのは悪夢を見たら翌朝、地に足をつける前（ベッドや布団から出る前）に、「私が見た夢は逆夢で吉夢だ！」と思い込む一種の自己暗示法です。ただ、この際、夢の内容を人に話してしまうと効果が無くなると言われているので注意！ 
 
 
　効果が高いと言われている方法に”夢流し”という悪夢祓いがあります。まず、あらかじめ折り紙等で船を折り、枕に敷いて寝る事から始めます。そして、悪夢を見た場合のみ、その船を取り出して「この船に悪夢が積まれた！悪夢は冥土に帰る」と念じて、川や海に流すと良いとされています。ただ、それやっちゃうと、ゴミの不法投棄と変わらないですね…（笑）。 
 
　また、中国には曝日法なる方法があるらしく、悪夢を見たら翌朝すぐに「夜夢不祥　貼在南墻。太陽一照　化為吉祥」と書いた紙を野外に貼るというもので、この意味は「夜の夢が良くないので、南の墻（壁のこと）に貼る。太陽が一筋当たれば、悪夢も吉祥となる」という意味のようなのね…。貼るのは南と決まってないようで、東でも良く、ようするに日当たりが良く、縁起の良い壁であればOK！という事らしい…。陰気の強い北壁や、鬼門である北東の壁、裏鬼門の南西の壁、死気を司り、落日の方位である西壁を避けるのが好ましいんだとさ…。 
 
　昨今では本屋さんでも夢占いの本が多数あって、夢を気にする方も多いんでしょうが、私から言わせたら、夢は必ず見るもので、後に「あの夢がこの事だったんだ！」と解っても、本当の意味での悪夢祓いは、下手に夢に捕らわれない事や何も気にしない事のほうが、立派に悪夢祓いになっているような気もしますね…。