■ドレミファソラシド…
ドレミファソラシドの音階は「聖歌(讃美歌)から生まれた?」って知ってますかね?実はイエス・キリストにヨルダン川の畔で洗礼を授けたパプテスマのヨハネを歌った楽曲の句節の先頭の音をとったものだそうで、歌詞を記すと…
Ut queant laxis
Resonare fibris
Mira gestorum
Famuli tuorum
Solve polluti
Labii reatum
Sancte johannes
(汝のしもべが、弦をかきなでて、汝の妙なるわざをたたえ得るように、このけがれある唇の罪をのぞかせたまえ、聖ヨハネよ)
句節の頭の部分をとると、ちょうど「Ut Re Mi Fa So La」となるんだとさ…。「Ut(ユト)がどうしてDo
(ド)になったのか、詳しくは知れませんが、フランスでは今でもDoをUtと使う事もある」んだそうで…。
この曲の作曲者はフランス生まれのイタリアの宣教師、グイド・ダレッフォ(995~1050年)。
歌詞はカトリック教会で「洗礼者ヨハネの祭」の際に歌われた「聖ヨハネ賛歌」の歌詞の「一番」だという…。現在使われている平均律の「ドレミ」の音階とは多少異なるようなのですが、時代背景をみても、西洋音楽の出発点となった事は間違いないようで…。でも「Si(シ)」じゃなくてこれなら「Sa(サ)だろう?って突っ込みも入れたいですよね…?