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[2018.10.15]
■お賽銭
 皆さんも、神社仏閣へ参拝する時、お賽銭を賽銭箱に入れますよね?何でそれがあるのか?というと、元々は、神様に対して豊作を感謝する意を表すために、米や海産物を供えていた…。だから、神社ではお賽銭の事、初穂料って言ったりする訳で…。 


 やがて貨幣制度の普及に伴って、金銭を投げ入れるように変わっていった…。神様に恩を表す賽銭という行為には、心に積もったもやもやであるとか、ストレスだとか、厄を祓う効果があるとされている…。 
 こうして神社は、賽銭を受け止め、穢れを祓い、生活に密着して人々の心の安定に役立って来た。そのため、負の感情や、霊的な不浄が蓄積されていってしまうとも言われる…。「神社は日本人の魂のゴミ捨て場」なんて意見すらありますからね…。ただ、ゴミ捨て場はまた、生活に欠かせないものでもありますよね?日本人の精神安定には必須の存在ともいえる…。また、穢れや不浄から、聖性が生まれて来るというのも日本人の考えで、だから神社は生まれ変わりの場でもあるのさ…。 
 
 ちなみに賽銭の額には、良いとされる数字があるのをご存じでしょうか?言葉に魂が宿る言霊の概念を重視して来た日本人は、様々な場面で語呂合わせやダジャレを使うんで、賽銭についても同様でして、五円に絡んだ額を投げ入れる…。五円は「ご縁」に通じ、良い人間関係に恵まれ、縁起がいいとされている。五円が2枚なら「重ね重ねご縁がありますように」という意味になり、4枚なら「よいご縁がありますように」という言葉遊びから派生した意味になる…。さらに25枚(125円)なら「十二分にご縁がありますように」なので、たくさんの五円玉を用意する方もいるそうです。逆に負の意味を持ってしまう枚数もあるらしく、13枚(65円)は「ろくなご縁にあわない」、15枚(75円)だと「泣くようなご縁にあってしまう」、19枚(95円)を投げ入れれば「苦しいご縁にあう」…と敬遠されるそうで…。 
 なお神社と寺とでは賽銭の意味が違う!神様に対する謝意を表すのが神社での賽銭ですが、寺の場合は、自らの欲や煩悩を捨てる行為に当たる。寺の場合、いわばお布施であって、仏教の修行の一つなのさ…。 
 
 ただ、最近こうして人々の思いを集めた賽銭箱ですけど、多くの神社やお寺が賽銭泥棒に悩まされているらしい…カメラが付いているのが当たり前の時代になってしまったのは、悲しい事ですよね…。 
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PROFILE
タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
札幌、苫小牧など、遠方よりお越しになる方も、多く占わせていただいています。  
 
占いに使うアイテムは、タロットカード、占星術、など、多岐にわたりますが、アイテムをガイドとして使いながら、霊感によって、その人の本質を霊視します。  
この仕事についたのは、運命だと思っています。 
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