■なかなか眠れない?眠りを助ける!10の食品。
最近,冷え込みが厳しくなり,寝付きが悪くなる,何度も夜,目が覚めてしまうという方が多く来院されるようになりました。 睡眠を助ける反射区は多数ありますが,日々の食生活でも,快眠を助けることができます。
海外のサイトですが,
「ウーマンズ・デイ」に興味深い記事がありました。
欧米の食生活を念頭に置いて書かれていますので,すべてをあてはめることはできませんが,参考になります。(訳の責任は持てませんので自己責任で(笑)。
1.アーモンド
筋弛緩を促進するマグネシウムが含まれているアーモンド。また,眠っている間の血中の血糖値を安定させる働きもあるそう。28グラム分のアーモンドを食べることが勧められています。(アーモンド,28グラムは調べてみると,大体25粒くらいでした。結構多いです)。2.お茶類
カフェインの含まれていないコーヒーや紅茶,お茶にも睡眠を促進させる働きがあるそうだ。特に効果的なのはカモミールティー。緑茶も,睡眠を促進させるテアニンという物質が含まれているから大変良いそうだが,カフェインの入ってないものを選ばないと逆効果。3.味噌汁
味噌には脳内物質メラトニンの生成を促進させる効果があるそうです。他にもアミノ酸がたくさん含まれていて,心地よい眠りにつくことができるという。寝る前に暖かいものを摂取するのも体には良いことなんだとか。(注:味噌汁が欧米に浸透しているのは興味深い!)4.バナナ
バナナはマグネシウム,カリウムがふんだんに含まれており,過剰なストレスにさらされた筋肉をリラックスさせるのに役立つという。他にもトリプトファンが含まれており,これにより,セロトニンとメラトニンが生成され,心を落ち着かせるホルモンが分泌されるという。効果的な摂取方法は、1本のバナナをコップ1杯の牛乳か豆乳と混ぜてミキサーにかけると最適なんだそう。5.乳製品
牛乳,チーズ、ヨーグルトには,メラトニンの生成を促進させるトリプトファンがふんだんに含まれている。これによりストレスを軽減し,神経線維の安定させ、快適な眠りにつけるそうです。6.オートミール
カルシウム,マグネシウム,リン,カリウムが,快適な眠りをサポートしてくれる。暖かいミルクを注いでバナナを入れれば完璧。7.ゆで卵
こちらは眠りにつくというよりも,眠ってもすぐ目が覚めてしまう人におすすめの食品。糖分や炭水化物を控え,代わりにゆで卵を食べることで寝てもすぐに目覚めてしまう症状から開放されるという。睡眠中に血糖値が下がってしまうという症状を抑えるには質のよいたんぱく質を摂取することが大事で,ゆで卵のほかにナッツや牛乳なども効果的なのだそうです。8.枝豆
更年期障害にも効果的だという枝豆は,エストロゲンの分泌を促しほてりを沈静させる効果もあるそうだ。枝豆2カップと塩少々,オリーブオイル小さじ1杯加えてフードプロセッサーでみじん切りにして食べると効果絶大だという。(個人的注釈:そのまま食べるのが日本人としては一番ですよね(笑)。ただし睡眠のためにはビールは不要かと(爆)。9.さくらんぼ
さくらんぼにはメラトニンの生成を助ける物質がふんだんに含まれているそうです。(壮瞥でとれるので朗報!)不眠症効果も期待されています。比較的安い冷凍さくらんぼをジュースにして飲むといいらしいです。10.シリアル(=ケロッグとか。最近イオンでもオリジナル商品が出ていますよね)。
牛乳をかけたシリアルはオートミール同様の効果がある。複合糖質が豊富な食品は、睡眠誘導効果を高める,血液中のトリプトファンの可用性を向上させるそうです。以上BEST10でした!
さて,ここで何度も登場するメラトニンとは何でしょう??
「ホルモンの一つで脳の松果腺から分泌されもので,メラトニンの血中濃度は昼に低く夜に高く,睡眠と関連している。主として不眠症や時差ボケの解消など睡眠障害の治療に利用されており,他にも近年は不妊症の治療等にも利用されている。」とのことです。
メラトニンはお薬となっていますが,松果腺の反射区(脳下垂体)を入念に押圧すると,睡眠効果が上がることが期待できます。
食生活でちょっとしたことから試してみるのも良いかも知れませんね!