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[2018.11.26]
■高齢者の足揉みで気付くことー多剤投与
おはようございます。 
 
 
きょうは高齢者の足を揉ませていただいて気付くことを書かせていただきます。 
 
 



多くの高齢者が足揉みで「痛い!」と訴える反射区(ツボの集中している面)はどこだと思いますか? 
 
肩の反射区ですか? 
 
それとも膝,腰の反射区でしょうか? 
 
そのような方もいらっしゃいますが,実は肝臓の反射区なのです。 
 
肝臓は本来「痛点」のない臓器ですので,よほどの方でないと反応のない反射区です。 
 
お昼からお酒をたしなまれるような方(依存?),またかなり進んだ肝臓がんの方などでも肝臓の反射区はさほど反応はありません。 
 
全身疲労困憊の方も反応は強いですが・・・。 
 
しかし,高齢者でたくさんの薬を処方されて,飲んでいる方の肝臓(と胆のう)の反射区は触るだけで「痛い!」という方が多くおられます。 
 
プライバシーの確認をして,「お薬手帳」,「処方箋」を拝見しますと,(私見ですが)大変なことになっている方がおられます。複数の病院を時期をずらして行かれるので,同じような薬,同じ薬,特に副作用を止める胃薬が多数処方されています。また痛み止めなどもわたしのような素人がネットで調べるだけでまずいな,という飲み合わせの薬も複数処方されています。車で例えるとアクセルを思い切り踏みながら,同時にブレーキでスピードを安定させているような状態でしょうか・・・。 
 
 
 
 
そのような方の多くは,肝臓,胆のうの反射区に過敏な反応を示します。この二つの臓器が薬の副作用成分を解毒代謝するためにフル稼働しているからだと思われます。 
 
お薬が何十錠にも及び,それでお腹一杯になるのでは,という方もおられます。ちなみに日本以外では,1~2錠を処方して改善されればストップするという方法を取っているので,欧米の医療関係者は日本の薬の処方量の多さに驚愕するようです。 
 
その欧米でも米国では年間推計10万6000人が副作用で死亡するとのことです。残念ながら日本ではこのような「副作用死」に関する調査研究はなされていませんが,日本での副作用死はアメリカよりずっと多いと考えられます。窓口の自己負担率が1割である75歳以上の高齢者には薬を多数処方しやすいということもあると思います。 
 
多剤投与‐対処法はあるでしょうか?  
もちろん今行っておられる病院の処方が正しい考えられます。複数行くことによって管理の目が届かないということが考えられるかと思います。 
 
病院をふさわしく選び,なるべく少なくするなら,多剤投与を最小限にできるかも知れません  
伊達市内にも, 
腎臓の病院で内科を兼ねている病院もあります。 
整形の病院で内科・消化器科を兼ねている病院もあります。 
耳鼻科の多くは内科のことに精通している先生がおられます。 
またお子さんがいらっしゃる方で小児科にかかってる方は,先生が大人の様々な病気にお詳しいこともご存知かと思います。 
 
それぞれかかっている病院の話しやすい先生に相談し,薬全体をチェックしてもらい,総合判断していただくと良いかも知れません。定期的にかかる病院の件数を減らしたり,バッティングしているお薬の提案をいただけるかも知れません。 
 
肝臓は比較的再生力が強い臓器とされています。しかし健康に欠かせない臓器であることは間違いありません。「肝腎」「肝心」という言葉があるくらいですから。 
 
「多剤投与」はご本人やご家族と相談しながら取り組んでいく分野だと考えています。 
 
では,今日はこの辺で。 
 
 

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中国足心道足揉み伊達療術院
中国足心道足揉み伊達療術院

わたしのプロフィールです。

↓↓ 

昭和40年,豊浦に生まれる。

幼少時代を大滝,伊達,室蘭で過ごす。

神奈川,札幌で,印刷,デザイン関係の仕事に従事。

平成13年,健康の大切さに目覚め,中国足心道療術院会員となる。

その後,マレーシアにて3年間居住,マッサージの修行。

帰国後,再び当地に開院。

 

唯一無二の趣味は音楽。

2011年,知る人ぞ知る(知らない人はだ~れも知らない)夭逝のジャズ・ピアニスト,ソニー・クラークの完全コレクションを達成する。

 

上の写真はソニー・クラークの歴史的な名盤「クール・ストラッティン」(1958年)。

ジャズ喫茶華やかかりし頃,このレコードが掛からない日はなかったことでしょう。

「クール・ストラッティン」とは英語で「気取って歩く」,「軽やかに歩く」と言う意味があります。

皆様がこの女性のように町を軽やかに歩けることを願いつつ,わたしは一生懸命皆様の足を今日も揉み続けます。

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