■「不眠症」について真剣に考える。
「不眠症」について真剣に考える。
足揉みに来てくださる方の多くが「不眠症」の症状を訴えられます。
ベッドに向かって今日も眠れないということを考えるだけで眠られなくなる,という方もジョークではなく大真面目にいらっしゃいます。
眠れないことを考えるだけで眠れない・・・本当にお気の毒です。
多くの方が,施術後,次に来られるときに「あのあとグッスリ眠れました」と言ってくださいます。
今回は「不眠症」について真剣に考えていきたいと思います。
不眠症は病気ではない?
「病気」の定義は様々ありますが基本的には「~病」と名乗っているものは病気です。「糖尿病」などです。
それに対して不眠症は「症」,つまり症状です。お医者さんで処方される睡眠導入剤などは,緊張やストレスなどで疲れ果てた脳の神経や,呼吸に使われる筋肉をリラックスさせる対症療法のお薬です。
ちなみに「症候群」とは幾つかの症状が伴ってあらわれる時,病名に準じて使う医学用語です。
不眠症は病気といよりは「眠れない症状」だと考えるだけで,少しほっとするのではないでしょうか。
効果のある反射区(いわゆる足ツボ)
反射区とは神経が集中している面のことです。足にある反射区は全身に直結しているので,そこを適度な強さと頻度で押圧すると,症状改善の効果が期待できます。
副腎
副腎ではストレスを和らげ,戦うホルモンを作っています。ここを押圧するだけで,施術中に眠ってしまう人もいます。
前頭洞(副鼻腔)
額と鼻の奥の部分の空洞のことです。ここに膿がたまると副鼻腔炎(蓄膿症)となります。
この反射区を刺激することでゆったりした呼吸を生みます。
これからの時期,足先が冷たいと眠れないこととも関係があります。足先を暖かくするだけで症状が改善される場合もあります。
三叉神経(側頭)
眠れない方のお顔は大体緊張感が伴っています。顔の緊張を和らげます。
生殖腺(生殖器)
この部分には「失眠穴」というツボがあります。緊張を和らげる効果があります。
頸椎
首の緊張,疲れは不眠の原因となります。
横隔膜
不眠で来られる方の多くは呼吸が浅く,お会いした瞬間,不眠だと分かる方もおられます。
深く,ゆったり呼吸できるように横隔膜の緊張を軽減します。
他に
不眠症の多くの方は,自分の症状のツラさを家族にも友人にも分かってもらえない,という悩みを持ちます。
じっくり話を伺って,ツラさを共有できれば,と考えています。
話を伺うということがいかに大事かを考え,取得した資格もあります。
不眠症の方には,このような反射区を中心に,お話を伺いながら,じっくりと時間をかけて施術いたします。