■戦利品PART2 試聴できます。
戦利品PART2です…。 一昨日(月曜日),室蘭の出張の帰りに,某リサイクル・ショップで3枚レコードをGETしてきたのですが,
その時に気になる2枚のことが忘れられず…。
フジテッコウのSolusさんからも,
「一期一会」
「買わずに後悔するなら買って後悔せよ」
と名言(迷言?悪魔の囁き?)をいただき,
いや,いただくまでもなく,
わたしは昨日,仕事の合間を縫い,室蘭に車を走らせてしまいました。
まず一枚はリー・モーガンの大名盤,「サイド・ワインダー」。
ジャズ・ロックの走りでアメリカではポップチャートにも,ランクインしました。
それにしてもビ・バップ一直線のバリー・ハリス(ピアノ)と,当時一番トンガッテいたジョー・ヘンダーソン(テナー)が,この作品に付き合っていたのが興味深いです。
YOUTUBEで試聴できます。
もう一枚は日本での大ヒット作,バド・パウエルの「アメイジング VOL.5」
なんと言ってもマイナーメロディの「クレオパトラの夢」が人気の秘密です。
この盤が輸入された当時(1960年代初頭~70年ころまで)は,ジャズ喫茶ではこの作品にリクエストが殺到し,吉祥寺のジャズ喫茶(MEG)のマスターがおっしゃっていましたが,「今日はどうか『クレオパトラ』のリクエストが来ませんように」と祈ることから仕事を始めたとのことでした。
試聴はこちらから。
昨日の戦利品を戦利品足らしめるところは,この2枚が「キングレコード製」であるということです。
しかも帯付きで新品同様です。
キングレコードは70年代後半に,ブルーノートレコードとの契約を切り「東芝EMI」にバトンタッチします。「東芝EMI」盤は音がシャープで良いのですが,音が「薄い」のが残念なところです。
「キング」盤は音の密度があり,「濃い」感じです。
と言うわけで某オクなどでも「キング盤」は高値が付きます。
が,この店は…。
それにしても許された時間は1時間。
お店にいたのは2分くらい。
随所で取締りをしており…。
考えてみれば,80年代後半のわたしは,いや,世の中の多くの人はレコードからCDに完全移行すると信じており,わたしもこれらのレコードはすべて持っていたのですが,ほとんど売ってしまいました…。そのお金を軍資金にCDを買い,という日々でした。
と言う事で,また戦利品がありましたらこちらから報告します。
当治療院の説明はこちらから。