■夏休み自由研究風 ブルーノートレコードの変遷(試聴付)
関心のない方には全くツマラナイ, いや訳の分からない記事ですので,適当にスルーしてください…。
夏休みの自由研究っぽい感じです。
ジャズの歴史を語る上で,外せないのが,
ブルーノートレコード。
今日はレコードのセンターレーベルの変遷を写真で辿ります。
わたしの備忘録として残しておきます(私物化?)
オリジナル盤(本で言うところの初版)と再発物の違いがほぼこれで分かります。
ブルーノートは事務所の移転,またその後は買収先によって,微妙にセンターレーベルのデザインを変えてきました。
まずは,
上が通称「レキシントン盤」,下が「丁目盤」です。
事務所をニュー・ヨークのレキシントン・アヴェニューから63丁目に移転させたので,変更になりました。
写真が小さくて申し訳ないのですが,
1959年あたりから,NOTEのEの下にレジスターマーク(「R」)が付きました。登録商標のマークです。
「レキシントン盤」は1956年終わりまで,
「丁目盤」は1957年から61年までです。
次は「NYC盤」(1961年から66年まで)。
次は「リバティ盤」。これはブルーノート社がリバティ社に売却されたので。(1966年から68年まで)。
次は「ユナイテッド盤」(68年以降)。これはそのリバティ社がユナイテッド・アーティスツ・レコードと合併したためです。下は再発の際に使われた通称「青ベタ盤」です。
このあたり,きっと社内でもゴタゴタしていたと思われ,表がリバティなのに裏が青ベタ,なども多数あるようです。これは,切手や貨幣のミス・プリント物と同様,中古市場では高値が付きます。
上記に加えて,LPとジュークボックス用のEP盤には住所の表記が「63rd NYC23」となっているものがあります。
これは1957年の間の半年くらいしか使われませんでした。
ですから「NYC」,または「NEW YORK」のあとに「23」とついていれば,ほぼ確実に1957年に製造されたものです。
この写真のものは先日,某オクで入手したEP盤です。
ジュークボックス用のEP盤は,レコード会社がLPの販売促進用に無償で配布したものなので,解体されたジュークボックスから取り出されたものが,何らかの形で流通したものと思われます。
これはソニー・クラークの名盤「ソニー・クラーク・トリオlからの一曲「朝日のようにさわやかに」がオリジナルの半分の長さで収録されています。
試聴はこちらから。
室蘭は高度成長期に文化的にも栄えたので,丹念に骨董品屋さんや,リサイクル・ショップを巡っていると,このような作品群に会える…かも。
ツマラナイことをだらだら書いて失礼しました。
当院の説明はこちらから。