■日本の名曲をジャズで聴く(2)試聴できます。
セロニアス・モンク(1917−82)は,ジャズのビ・バップというスタイルを作り上げたピアニストとして重要な存在です。 今活躍しているほとんどのピアニストが,彼の影響を受けていると言っても過言ではないでしょう。
その彼も日本の名曲をジャズ化しています。
さて何の曲でしょう?ここをクリック。
滝廉太郎作曲の「荒城の月」です。
モンクの代表作「ストレイト・ノー・チェイサー」に収録されています。
彼がこの曲を録音した経緯はちょっと素敵です。
ジャズメンを中心に撮影していた日本のカメラマンが,
彼に「荒城の月」のオルゴールをプレゼントしました。
モンクはそのメロディを大変気に入っていたようです。
そして,そのカメラマンが,モンクのライブを聴きにわざわざニュー・ヨークのライブハウスに行ったときに,
モンクが突然,この曲を弾き始めたそうです。
その後,このアルバムに収録されました。
すきっとした演奏に「日本の美」が光ります。
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