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[2011.09.25]
■デヴィッド・ストーン・マーチンのレコード・ジャケット・デザイン(試聴付き)
デヴィッド・ストーン・マーチンDavid Stone Martin (1913–1992,以下DSM)は, 
1950年前後のジャズのレコード・レーベルVERVE(ヴァーブ)を中心に素晴らしいジャケット画を書いたデザイナーです。 
 
1950年代のモダンジャズ黄金期を盛り上げたデザイナーとして,ブルー・ノート他のリード・マイルス,ベツレヘム・レーベルのバート・ゴールドブラッドと共に素晴らしい作品を残してくれました。 
また1960年代にはアメリカの週刊誌「TIME」の表紙も担当しています。 


数ヶ月前,室蘭市の出張の帰り,ぶらっと,いつものリサイクルショップに寄ってみると,このレコードが何と780円で置いてありました! 

名ピアニスト,ジミー・ロウルズとジョージ・ムラーツのデュオ作品,「ミュージックス・ジ・オンリー・シング・ザッツ・オン・マイ・マインド」。

 
プログレッシブ・レーベルの作品です。     
1976年録音,81年の発売だから,DSMにとっては,晩年の作品ということになります。 
プログレッシブ・レーベルは,レコード一枚一枚に謝辞,そして録音した際のエピソードなどをタイプライターの直打ちで入れており,それもきちんと入っています。 
ジミー・ロウルズといえば,わたしは「レア・バット・ウエル・ダン」が愛聴盤で,特に名曲「トプシー」の演奏は,緊張と弛緩のバランスの取れた名演です。 
 

(こちらで試聴できます)。

 
このレコードが売られていた,リサイクルシュップは,レコードは特にスカが多く,CDは中古なのに価格が高い…。 
このように,掘り出し物が眠っていることがあります。 
オイゲン・キケロやジャック・ルーシェ,果てはポール・モーリアなどと並び,このレコードがあったのには驚きました。 
DSMデザインのジャケット作品は,レコード,CD共に高値がつきます。 
この作品も7000円から1万円くらいで取り引きされているようです。 
それにしても,この12インチ(30センチ)LPの迫力, 
しかもDSMの迫力は只物ではありません。 
このジャケット,見るほどに素晴らしいです。 
ベースがデフォルメされて,しかも側面のみ描かれているのは,DSMが40年代から使う手法です。 
アンバランスに大きなロウルズの顔,そして紡ぎだされる音符。 
ジャケットから音が聴こえてきそうです。 
音楽そのものも申し分ありません。 
「レア・バット・ウエル・ダン」でもそうでしたが, 
知られざる佳曲を発掘して演奏しています。 
ウェイン・ショーターの曲を多数演奏しているのも興味深いです。 
B面,1曲目の「プリティー・アイズ」は,彼のとぼけたというか, 
どこかほのぼのとしたたたずまいのヴォーカルで楽しませてくれます。 
 
 

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中国足心道足揉み伊達療術院
中国足心道足揉み伊達療術院

わたしのプロフィールです。

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昭和40年,豊浦に生まれる。

幼少時代を大滝,伊達,室蘭で過ごす。

神奈川,札幌で,印刷,デザイン関係の仕事に従事。

平成13年,健康の大切さに目覚め,中国足心道療術院会員となる。

その後,マレーシアにて3年間居住,マッサージの修行。

帰国後,再び当地に開院。

 

唯一無二の趣味は音楽。

2011年,知る人ぞ知る(知らない人はだ~れも知らない)夭逝のジャズ・ピアニスト,ソニー・クラークの完全コレクションを達成する。

 

上の写真はソニー・クラークの歴史的な名盤「クール・ストラッティン」(1958年)。

ジャズ喫茶華やかかりし頃,このレコードが掛からない日はなかったことでしょう。

「クール・ストラッティン」とは英語で「気取って歩く」,「軽やかに歩く」と言う意味があります。

皆様がこの女性のように町を軽やかに歩けることを願いつつ,わたしは一生懸命皆様の足を今日も揉み続けます。

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