『ブログ★むしゃなび』　足揉み仮想ジャズ喫茶：デヴィッド・ストーン・マーチン＋ソニー・クラーク＝？（試聴付）

[2011.09.27]

■デヴィッド・ストーン・マーチン＋ソニー・クラーク＝？（試聴付）

デヴィッド・ストーン・マーチン（以下ＤＳＭ）＋ソニー・クラーク＝？
ソニー・クラークが参加しているアルバムで，ＤＳＭがデザインしているものは，１枚しかありません。

それは１０インチ初発の「プリティ・ムーズ」です。

バディ・デフランコ（クラリネット）のリーダー・アルバムです。
ＣＤ，紙ジャケット仕様で再発されています。

その後１２インチ化された際には，「クロス・セッションズ」という中身は全く別物で発売されました。やはり，ＤＳＭのデザインが素晴らしいので，再び採用されたのでしょう。
ちなみに，このＣＤは，ＡＭＡＺＯＮでも結構安価で，中古のものを購入可能です。
曲目；
1. テンダリー
2. ラヴァー・マン
3. ディープ・パープル
4. イエスタデイズ
5. イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー
中身は，他のＣＤでも聴けますが，やはりＤＳＭの存在感，そして２４ＢＩＴリマスタリングで，音がかなり良くなっているので，これはオススメです。
特に，５曲目，「イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー」は，心のひだにひたひたと迫るバラード演奏で，ハンク・モブレーの名盤，「ソウル・ステーション」の同曲と比べるのも面白いかと思います。
モブレーの演奏も「彼女を失う切なさ」を感じさせる名演です。
ちなみに，このジャケットが

１２インチ化されたときのもので，後任ピアニスト，ケニー・ドリューとのセッションを加えて発売されました。
やはりＤＳＭのデザインのほうがはるかに魅力的だと思いませんか？
このジャケットではほぼ常時，入手可能です。

残念ながら，クラリネットというモダン・ジャズには不利な楽器からか，ＹＯＵＴＵＢＥにもＵＰされているものが少ないです。
かろうじて来日公演の様子から名曲「イエスタデイズ」を試聴できます。日本では今もかなり人気があります。
彼はまもなく９０歳を迎えますが，
何とまだ現役で，年に数回はステージに立っているそうです。