■今週のBGMは「いい感じ」のピアノ・トリオで(試聴付)。
「いい」と「良い」では若干ニュアンスが違うような感じがしませんか? 恐らく英語ではどちらも「GOOD」でしょうし,
最近の「Word」などの日本語ワープロソフトでは,
どちらで入力しても「良い」と変換されるようです。
個人的には「良い」=「正しい」,「いい」=「GOOD」という感じがします。
ということで,今週のBGMは
「いい感じ」の
ピアノ・トリオを2枚ご紹介。いい感じのジャズ作品で,最近無視できないのは,
日本とヨーロッパのジャズレーベルです。
ジャズと言えばアメリカですが,
アメリカ本国では,他ジャンルの音楽の人気に押され,
日本やヨーロッパのレーベルで録音されたものが,逆輸入されるケースが多くなっています。
日本の「ヴィーナス・レーベル」の作品は,
アメリカでも高く評価されています。
まずは
エディ・ヒギンズ・トリオの「ユー・アー・トゥ・ビューティフル」。
エディ・ヒギンズは二年前に,77歳で惜しくも亡くなってしまいましたが,ヴィーナス・レーベルが発掘し,録音の機会が与えられなければ,再び脚光を浴びることはなかったでしょう。
中にはジャズとイージーリスニングの境目のような作品もありますが,
この作品の中の「ブルー・ボッサ」などはスパイスが効いていて,何度聴いても飽きません。
YOUTUBEで試聴できます。
もう一枚は,ウォルター・ビショップ・ジュニア・トリオの「スピーク・ロウ・アゲイン」です。
彼は1940年代後半から,チャーリー・パーカーなど,ジャズのパイオニアと共演した名ピアニストですが,引退同然だった彼を引っ張り出したのは,やはり,「ヴィーナス・レーベル」の功績が大きいと思います。それと若い日本人の奥さんの功績も大きいかも…。この作品の中でも「ケイコ’ズ・サンバ」という彼のオリジナル曲が収録されています。しかしなんと言っても,やはり聴きものは「スピーク・ロウ」です。「アゲイン」となっているとおり,再演です。60年代初頭に録音された「スピーク・ロウ」という彼の作品は,当時,日本に輸入されるレコードの枚数が極端に少なく「幻の名盤」と言われました。惜しくも1998年に亡くなりましたが,やはり,このレーベルが発掘しなければ,晩年の彼の最後の輝きをとらえることはできなかったでしょう。
YOUTUBEで試聴できます。
今週は,この「いい感じ」のピアノ・トリオ作品,2枚をどうぞ。
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