■今年最後のBGMのご紹介(試聴できます)。
早いもので今年も間もなく終わります。 今週のBGMはわたしの「足」にちなんだ超愛聴盤をご紹介。
ソニー・クラークのクール・ストラッティンです。
1958年録音です。明るい曲なのにそこはかとなく流れる哀愁,ソニー・クラークの後ろ髪を惹かれるようなピアノのタッチ。
今年も何度聴いたか分かりません。
日本では名盤の仲間入りをしていますが,
本国アメリカではあまり知られていません。
以前,ニュー・ヨークに行った時に,
「グラウンド・ゼロ」(911跡)のそばの巨大なレコード屋に行ったのですが,ソニー・クラークのことを店員も知りませんでしたし,1枚も在庫していませんでした。
アメリカは今もライブ人気先行でデビューという流れですが,
ソニー・クラークはジャズクラブへの出演許可証を「ある事情」により発行してもらえなかったので,
生きている間は脚光を浴びることはありませんでした。
死後,遠く離れた日本のジャズ喫茶で彼の人気に火がつきました。
その中でも最も人気の高いのがこのアルバムです。
どれも名曲ですが,
LPですと,最後を飾る,「ディープ・ナイト」を聴いてみてください。
ところでこのアルバムはジャケットが秀逸なので,様々な形で登場します。
日本のみで発売されたモノラル盤のリマスター。
ブルーノートレコードの創立50年BEST盤。
内容は全然関係ないクラブ・ジャズの寄せ集め盤。
スタジオ・ミュージシャン,ロン・ホロウエイが日本進出を図ったレコード。
70年代後期に2枚のアルバムのみを残してミューック・シーンから姿を消したハリス・サイモンの一枚。
ローリング・ストーンズのツアー・サックス・プレーヤー,アンディ・スニッツァーの日本製作盤。
これはほんの一部で,まだまだあります。
今年最後のBGMはジャズ界最高傑作とも言えるこの一枚をお聴きいただきます。
皆様がこの女性のように街を闊歩できるような健康な日が来ることを願いつつ,わたしはひたすら足を揉んでいます。
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