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[2012.02.05]
■映画「しあわせのパン」主題歌,大変な名曲です!(試聴つき)
映画「しあわせのパン」が大変話題になっています。 
 
家族の者がパンフレットを持ってきてびっくり。 
わたしが中学生のころ,FMから流れてきて,慌てて録音して,そして,今も大好きな曲, 

矢野顕子さんの「ひとつだけ」が使われているではありませんか!




映画の公式サイトから調べてみると, 

『矢野顕子の作詞・作曲による同曲は、1980年に発表された名曲で、三島監督が初めて買った邦楽のレコードが、この曲が収録された矢野顕子のアルバムだったという。同曲が流れるエンディングでは、近くにいたのにわかりあえないこともあった登場人物たちを、そっと包み込んでくれるような温かい気持ちにし、本作によりいっそうの温もりを与えてくれている。

今回の楽曲起用について、三島監督は「君の心の扉を開く鍵がほしいという、女子ワールドから一気に少年心の世界へスライドして、自分の中に新しい物語が広がっていきました。とっさに、いつかこの歌がエンディングに流れる映画を作りたいと思ったのです」』。

 
ちょっと長い記事になってしまいまいますが, 
歌詞をご紹介。 
↓↓ 
欲しいものは たくさんあるの 
きらめく星くずの指輪 
寄せる波で 組み立てた椅子 
世界中の花 集めつくる オーデコロン 
 
けれども今 気がついたこと 
とっても大切なこと 

欲しいものは ただひとつだけ

あなたの心の 白い扉 ひらく鍵

離れている時でも わたしのこと 
忘れないでいてほしいの ねぇ おねがい 
悲しい気分の時も わたしのこと 
すぐに 呼びだしてほしいの ねぇ おねがい 
 
楽しいことは ほかにもある 
満月の下のパーティー 
テニスコートを 駆けまわる 
選びぬいたもの 集めつくる 中華料理 
 
けれども今 気がついたこと 
とっても大切なこと 

一番楽しいことは あなたの口から

あなたの夢 きくこと oh…

離れている時でも わたしのこと 
忘れないでいてほしいの ねぇ おねがい 
悲しい気分の時も わたしのこと 
すぐに 呼びだしてほしいの ねぇ おねがい 
 
離れている時でも わたしのこと 
忘れないでいてほしいの ねぇ おねがい 
悲しい気分の時も わたしのこと 
すぐに 呼びだしてほしいの ねぇ おねがい 
 
離れている時でも わたしのこと 
忘れないでいてほしいの ねぇ おねがい 
La la la… la la la… 
 
ねぇ おねがい ねぇ おねがい  
↑↑ 
映画では忌野清志郎と矢野さんのデュエット・ヴァージョンが使われいますが,忌野さんは歌詞をちゃんと「男の子ヴァージョン」で歌っているところが微笑ましいです。 

こちらからライブ映像を視聴できます。

ちなみにわたしの好きなヴァージョンは, 
 
このベストアルバムに収録された,セルフカバーのヴァージョンが一番好きです。 

YOUTUBEで試聴できます。

このヴァージョンではアンソニー・ジャクソンの強靭なベースが光っています。 
 
それともう一つ,忌野清志郎さんのこと。 
忌野清志郎さんは2009年5月,喉頭がんの転移により亡くなっています。 

清志郎さんには治療で2つの選択肢がありました。

声帯を失う,完治率の高い手術を行ない,その後は声のない余生を治療中心で生きていくか。

それともがんを温存させ,声を失わずに代替療法でがんと戦って行くか。

専門家ではないので分からない部分もありますが, 
体力も精力も治療に取られなかったので, 
清志郎さん死の直前まで,現役で歌い続けることができたのだと思います。 
治療による体力の消耗がなかったので,彼は亡くなる本当に少し前まで,自分の足で歩き,ステージで歌い,おいしいものを口から食べ,人間らしい生活を送ることができました。 
治療に支配されない,また体力も治療によって奪われなかったので,最後の3年間の充実した闘病生活を送れたのだと思います。QOL(生活の質)を高い状態に保つことができました。 
わたしの足揉みに来る方の3人にひとりはがんを患ったことのある方です。 
再発防止に向けて,関係する臓器やリンパの反射区,次に転移が出る可能性のある部分の反射区を必死に指圧しますが, 
人性の最後に差し掛かった時, 
自分が, 

「治療のために生きる人生」を選ぶのか,

「自分と家族が最後まで人間らしくある人生」を選ぶか,

いつも考えるところです。 

このようなことを患者さんの話をよく聞き,患者さんと共に考えるのも,わたしの務めだと思っています。

 
「しあわせのパン」から思わぬ方向に話が発展してしまいました。 
 

当院の説明はこちらから。

 

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▼コメント(2)
名前:足揉み  2012.02.05 08:52:53
Solusさん。  
熱いコメントありがとう…。  
いろいろあるのですね…。  
わたしが足揉みを始めたきっかけが,  
「父のがん」でしたので,  
わたしもいろいろ考えます。  
同時に,清志郎さん,わたしも胸を打たれます。 
名前:Solus  2012.02.05 08:37:08
 
 
 ううう・・・  
 
 
早速視聴したら、清志郎さんのこと、映画のこと、母のこと、自分の悩みのことがグチャグチャになって、涙腺が・・・  
 
 
『しあわせのパン』最初は洞爺湖の月浦が舞台という事で興味をもったのですが、主題歌の事や、自分の知り合いが多く携わっていた事、そして、偶然Facebookでお友達になった三島有紀子さん(監督・脚本)の思いをいろいろと伺ううちに、是非とも応援したくなりました。  
 
三島さんが再び月浦の地で書き下ろした小説本も読み、映画を観ましたが、やはり良かった。  
 
何ども泣けたし、やはり『ひとつだけ』が流れるエンディングは、監督がやりたかった思いが伝わってきました。  
 
すみません、柄にもなく熱く語ってしまいました・・・  
 
 
  

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中国足心道足揉み伊達療術院
中国足心道足揉み伊達療術院

わたしのプロフィールです。

↓↓ 

昭和40年,豊浦に生まれる。

幼少時代を大滝,伊達,室蘭で過ごす。

神奈川,札幌で,印刷,デザイン関係の仕事に従事。

平成13年,健康の大切さに目覚め,中国足心道療術院会員となる。

その後,マレーシアにて3年間居住,マッサージの修行。

帰国後,再び当地に開院。

 

唯一無二の趣味は音楽。

2011年,知る人ぞ知る(知らない人はだ~れも知らない)夭逝のジャズ・ピアニスト,ソニー・クラークの完全コレクションを達成する。

 

上の写真はソニー・クラークの歴史的な名盤「クール・ストラッティン」(1958年)。

ジャズ喫茶華やかかりし頃,このレコードが掛からない日はなかったことでしょう。

「クール・ストラッティン」とは英語で「気取って歩く」,「軽やかに歩く」と言う意味があります。

皆様がこの女性のように町を軽やかに歩けることを願いつつ,わたしは一生懸命皆様の足を今日も揉み続けます。

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