■ジャズ名曲探訪(1)「リフレクション」
日本の某有名ジャズ評論家が, 「ジャズに名曲あらず,名演あるのみ」
などと言う名言(迷言)を残したばかりに,
「曲」よりも「演奏」に耳を傾ける傾向が,
ジャズ界に広がっています。
しかしながら,多くのジャズマンは,
スタンダード曲ですと「歌詞」を考えながら,演奏しています。
つまり「曲」を大事にしているわけです。
いつまで続くか分かりませんが,
独断と偏見から,わたしの好きなジャズの名曲を紹介して行きます。
まずはわたしのジャズの名曲のキーワードは「哀愁」なので,
そういう曲が続くことを一言…。
今日ご紹介するのは,「リフレクション」。
ピアニストのレイ・ブライアントの作品です。
いかにも日本人好みのセンチメンタルな傑曲ながら,取り上げられる機会が少ない作品です。
「リフレクション」は英語で「反射」と言う意味です。
旋律がキラキラと光るような名演は,
ドラマーのロイ・ヘインズがリーダーの「WE THREE」で聴くことができます。
ピアノはフィニアス・ニューボーンJrです。
YOUTUBEで試聴できます。
ドラマーがリーダーでありながら,長々とドラムソロが続かないので,名盤の仲間入りができたのではと思います。
もう一枚はアート・ブレイキーの「ホリディ・フォースキンズ VOL2」。ここではレイ・ブライアント自身がピアノを演奏しています。
この演奏はドラム・パーカッションのソロが長々と続き,曲は添え物という感じですが,
この曲のお陰でVOL1,VOL2を通じて唯一繰り返し聴くことのできる演奏に仕上がっています。
YOUTUBEで試聴できます。
この名曲の演奏はずっと探し続けていますが,この2つのみ…というところに,近年名演が加わりました。
新進ピアニスト,ティチアン・ヨーストのファーストアルバム「アワー・リフレクションズ」です。
最近のCDアルバムの傾向として,新作ほど,すぐに廃盤になり入手困難になるという傾向があります。
が,
このCDの発売元で試聴と購入ができます。
このアルバムもベテラン・ドラマーのクラウス・ヴァイスがどうも実質的なリーダーのようで,どうやらこの「リフレクション」,ドラマーに好まれる曲のようです。
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