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[2012.04.30]
■またまた秋吉敏子さんの名盤紹介。

先日に続き,秋吉敏子さんの作品にノックアウトされました。




秋吉敏子さんの「ザ・トシコ・トリオ」です。

1956年録音。 
エド・シグペンとポール・チェンバースという猛者を従え, 
堂々と渡り合っているところが凄いです。 
大物二人を相手に「巨匠の胸を借りる」というような要素は微塵も感じさせません。 
「日本人」というところを恥じていないところも凄いです。 
それをハード・バップ全盛の1956年にやっていたのですから。 
 

1曲目は「ビトウィーン・ミー・アンド・マイセルフ」。

これはどう解釈したら良いか分からないのですが, 
「わたしとわたし自身の間に」 
ということでしょうか。 
日本の民謡や童話のようなオリジナルメロディーにバッハのような旋律が挟まります。 
バド・パウエルも「バド・オン・バッハ」という曲を作っていますから, 
秋吉さんがご自身のルーツを書き表した曲なのかも知れません。 
エド・シグペンに和太鼓のように叩かせていても, 
それが胡散臭くならないのはさすがです。 

「蘇州夜曲」は2分弱です。スタジオで発作的に録音した曲なのでしょうか。

そして,ラスト,「朝日のようにさわやかに」がこれまた素晴らしい。

秋吉さんは,曲の引用がうまいのですが, 
この曲でも「朝」の曲なのに「チュニジアの夜」を引用しています。 

YOUTUBEで試聴できます。

少し前に紹介した「リメンバリング・バド」では,

「パリの舗道」でガーシュウィンの「パリのアメリカ人」を引用していました。 
(1958年にアメリカから逃げるように渡仏して, 
芸術家として尊敬されたバド・パウエルを表しているようです)。 
バドの影響を感じさせながらも,しっかりとご自分の個性を確立させているところが脱帽です。 
 
当分は秋吉さんのピアノの魅力から逃れられそうにありません。 
 

当院の説明はこちらから。

 

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中国足心道足揉み伊達療術院
中国足心道足揉み伊達療術院

わたしのプロフィールです。

↓↓ 

昭和40年,豊浦に生まれる。

幼少時代を大滝,伊達,室蘭で過ごす。

神奈川,札幌で,印刷,デザイン関係の仕事に従事。

平成13年,健康の大切さに目覚め,中国足心道療術院会員となる。

その後,マレーシアにて3年間居住,マッサージの修行。

帰国後,再び当地に開院。

 

唯一無二の趣味は音楽。

2011年,知る人ぞ知る(知らない人はだ~れも知らない)夭逝のジャズ・ピアニスト,ソニー・クラークの完全コレクションを達成する。

 

上の写真はソニー・クラークの歴史的な名盤「クール・ストラッティン」(1958年)。

ジャズ喫茶華やかかりし頃,このレコードが掛からない日はなかったことでしょう。

「クール・ストラッティン」とは英語で「気取って歩く」,「軽やかに歩く」と言う意味があります。

皆様がこの女性のように町を軽やかに歩けることを願いつつ,わたしは一生懸命皆様の足を今日も揉み続けます。

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