■認知症予防に役立つニュースが!
急に夏らしくなりました! 我が家は,家の塗装の養生がやっと取れて,
エアコンの必要がなくなりました。
ところで,昨日のニュースで,
認知症についての気になる話題が!
ヒントは↓↓↓↓
昨日の読売新聞朝刊でこのような記事がありました。
以下引用です。
「健診結果で数値低いと認知症リスク高まる項目は」
「健康診断の血液検査項目の赤血球数やHDL(善玉)コレステロール値、アルブミン値が低いと、認知機能の低下が2~3倍起きやすいとの研究結果を、東京都健康長寿医療センター研究所のグループがまとめた。
栄養が低い状態が将来の認知症のリスクを高めることを示す結果で、老年医学専門誌に近く発表する。
同研究所の谷口優研究員らは、群馬県と新潟県に住む70歳以上の1149人の暮らしぶりや健康状態を調べて、認知症が疑われた人などを除いた873人を追跡調査(平均2・7年)した。調査開始時の赤血球数、善玉コレステロール値、アルブミン値を、それぞれ「低い」「普通」「高い」の3群に分け、その後の認知機能の変化との関係を調べた。
その結果、それぞれの値が低い群は高い群に比べて2~3倍、認知機能が低下しやすかった」
とのこと。このことを調べていくと,最近の高齢者で,「新型栄養失調」と呼ばれる状態の方が多くなっているということも分かってきました。
足揉みに来てくださる高齢の方にも見られますが,痩せているというよりはやつれているという感じで,そのような方は入院などされるとより痩せてしまい,やがて・・・という方もおられます。お肉は一切食べないという方も結構おられます。
では,赤血球数,善玉コレステロール値,アルブミン値を上げるには,どのような食品で補うことができるのか!?
それが上のイラストです。
つまり,適度に「肉」,「魚」,「豆乳,豆腐」を摂取する,というのが共通しています。
例えば肝臓で作られるアルブミン値に「肉」が及ぼす良い影響を考えてみると・・・1.良質なタンパク質という肉(食品)を食べることで,まず肝臓の健康効果になる。
2.肝臓が健康になれば,肝臓の機能がフル回転で働いてくれるため,肝臓を元気にすることがアルブミンを増やすことになり,そして体の栄養状態を良好に保つという状態になる。
お肉ですと,赤身のビーフなんかが大変良いようです。
お医者さんにもよりますが,70歳まで持ちこたえた血管の動脈硬化や,血管の破裂などは,リスクとして少ないと明言される先生もおられます。慎重にコメントしなければならない部分ですが,血液検査の結果で多くの薬が処方され,健康が管理されているということがもしかすると行き過ぎていることがあるかも知れません。
ちなみに血圧の上の規準はどんどん引き下げられ,薬によって健康管理が行き届く一面もありますが,1987年まで,上の血圧の厚生省の基準値は180でした。現在,130未満となっており,その「治療」に2兆円近い医療費が使われています。
(先日の製薬会社のデータ改ざんにはこのような背景があると思われます)。
それによって命を長らえている人もいる反面,欧米諸国の基準値は87年の日本と同じ180で,一度脳梗塞になった人でも,185を超えても下の血圧の状態を見ながら慎重に治療するとのことです。
その考えの背景には,年齢と共に自然と動脈硬化が進んだ血管に,さらさらにした血液がスピーディに流れると,かえって血管の負担が大きくなるのでは,という考えがあります。