■冷え性のキーワードは「梨状筋」!って何?
最近,急に寒くなりましたね。 冷え性の方が多く,見えられるようになりました。
さて,今年の夏あたりから冷え性のキーワードとして,テレビなどで何度か取り上げられたものが,
「梨状筋」(りじょうきん)です。
ここにあります。「梨状筋」=「おしりの筋肉」と考えていただいても差し支えないと思います。
特に女性の方で,冷え性の方の大半は腰痛で,むくみにも悩んでおり,その逆も・・・ということは痛感しておりました。
なぜ腰痛の方の多くが冷え性なのか,と言いますと・・・。
下半身への血管は梨状筋の間を通っています。梨状筋が固くなってしまうと,血流を遮断してしまいますので,いわゆる血の巡りが悪いという状態になります。
同時に梨状筋と坐骨(仙骨,鼻骨)の間を坐骨神経が通過していますので,筋肉が固くなることで神経が圧迫されます。坐骨神経の緊張により血管は収縮し,血流が悪くなり,腰痛と冷えを同時に生むということが考えられます。
農作業で中腰,家事で立ちっ放し,デスクワークで座りっ放し・・・いずれも梨状筋を緊張させます。
足揉みで効果のある反射区としては,
「仙骨」「尾骨」「股関節」「坐骨神経」など,多数存在しています。
特に,「坐骨神経」の反射区はふくらはぎにあり,ふくらはぎを入念に押圧することになりますので,直接的に血行の促進=冷えの解消にもつながります。
ぜひ「足揉み」の効果を実感されてください。