■劇団四季の「オペラ座の怪人」は凄い…です!
台風が接近していますが,北海道に上陸しないといいですね。 全国で猛威を振るっています。
さて,先週の土曜日ですが,楽しみにしていた,劇団四季のミュージカルを観に行ってきました!
これです。
「オペラ座の怪人」を観たのは3度目,映画を含めると4度目,映画のDVD版は数知れず見ています。
私,本来,ミュージカルはあまり好きではありません。
要素は幾つかありますが,
「歌う前に,けんかしなさい」,
「敵と味方で『ハモる』んじゃない」,
「『お腹が空いた~』とかそういうこと歌うんじゃない」,
など考え始めると滑稽に見えてくるのです。恐らくこういう人は「あまのじゃく」という人種なのでしょう。
ご覧になっていない方のためにストーリーは書きませんが,わたしは,この作品を観るたびに,嗚咽するぐらい泣いてしまいます。(近隣に座った方たちもご同様でした)。
感動させる2つほどの要素があると思います。
「ストーリーの大半がパリの『オペラ座』の中,ステージ上,舞台裏で展開する」。
これにより,わたしたち観客は,観ているだけではなく,当事者,出演者になります。わたしたちに関係する「事件」も起きます。自然にストーリーに入り込むことになります。「テーマはわたしたちが誰でも持っている劣等感やコンプレックス」。
わたしたちは誰でも,苦手な分野,コンプレックスがあります。しかし,他の人の欠点やハンディキャップって,当人が思うほど意外と気にしていないものです。個性の一つにさえ見え,親しみが沸いたりします。主人公の「オペラ座の怪人」(ファントム)は強烈なコンプレックスを持っています。それはあの仮面の下にあります。主人公の女性(クリスティーヌ)がそれを優しく気付かせてくれます。ファントムはやっとハンディキャップを受け入れ改心します。全然伝わっていませんが,毎回感動するポイントを書いてみました。
11月24日が千秋楽となっていますので,ぜひお勧めしたいミュージカルです!