■サインはアーティストの瞬間芸術!(試聴できます)。
おはようございます。 爽やかな良い天気ですね!
さてさて,先日の記事でも紹介しましたが,小野リサさんからサインをいただいて実感したことがあります。
それは「サインはアーティストの瞬間芸術」ということです。
突然差し出されたレコードやCDにその場でサインしなければなりません。色紙や写真,雑誌の記事,コンサートプログラムを含めますと,何にサインを求められるか分からない上に,ファンの大切にしている物なので失敗も許されません(考え過ぎか・・・。ファンへの気配りも如実に出てしまいます。
そんなわけで,アーティストからいただいだサインを少しお見せします。
まずはジャズ・ピアニストの木住野佳子さん。
「これは黒マジックでは書けないわねぇ」と自前のシルバーのサインペンで書いてくれました。バランスも申し分ありません。何と言う気配り!次はジャズ・ヴォーカルのヘレン・メリルさん。
私:「でぃす・いず・まい・ふぇいばりっと!」メリルさん:「ドモアリガト!アナタノオナマエハ!?」
この方,お若い頃に京都に住んでおられて,日本語ペラペラだったのです。でもステージ上では決して日本語を使いません。恐らくジャズの雰囲気が壊れてしまうからでしょう。
ジャズ・トランペッターのフレディ・ハバードさん。
終演後,疲れて座り込んでいる舞台袖のハバードさんに近づいたものの,疲れきっておられる彼に近づく勇気がなくじっと立っていると。ニコっとして手を差し出してくれました。この真っ黒なジャケットのどこにサインをしてくれるんだろうと不安に思っていると,正にここしかないというところにサインをくださいました。最後は小澤征爾さん。
私:(超緊張して)「ち,中学生の頃から聴いているレコードです!」。小澤さん:「ボロボロだね(笑。良し!」と言ってサインをしてくださいました。
ジャケットの数少ない書ける部分に,二種類のサイン,そして日付と,完璧なサインだと思います。小澤さんの心配りも感じます。この後,小澤さんはわたしを楽屋に呼んでくださり,30分くらい,色々なお話をしてくださったのでした・・・。
きょうはこんな思い出の詰まった「サイン」を少しご紹介しました。
ミーハーのつぶやきということで・・・。