■関節痛は温める?冷やす?温湿布?冷湿布?
おはようございます。 良い天気ですが,冷え込んでいますね。
さて,きょうは,寒くなってくるとお客様に良く聞かれること,
「関節痛は温める?冷やす?温湿布?冷湿布?」についての話題です。
よく尋ねられますので,正確に答えなければと思い,製薬会社勤務のお客様や,お医者さんに直接尋ねたりしました。
まず,「関節痛は温める?冷やす?」について。
通常は,関節痛の場合患部を温めて血流を良くし,痛みを軽減したり関節を柔らかくします。
「足揉み」も同じ原理です。反射区(ツボの集中している面)で,症状の強いところを入念に揉み,刺激を与え,血行を良くします。慢性的な関節痛や痛みが出てしばらく時間が経った時に効果的です。
炎症を起こして急に痛みが出たり,患部に熱を持っている場合には,まずは患部の熱を取ることが効果的と言われています。なので,慢性的な痛みやずっと続いているような痛みは患部を温める,急性な痛みや炎症が起こっているような痛みなら冷やす。
といった感じです。
そして,その時に効果的なのが「湿布」です。
「温湿布と冷湿布,どっちを使う?どのように使い分ければ良いのか?」これも多くの方に質問されます。
一言で言いますと,「効果はいずれもほぼ同じ」なのです。
製薬会社勤務の方,お医者さんの答えを総合しますと,「冷湿布は冷やすためのもの,温湿布は温めるためのものと考えている人がいるが,冷湿布は冷感湿布つまり冷たく感じる湿布,温湿布は温感湿布つまり温かく感じる湿布というべきもの」。
「痛みのある患部をリハビリで温めて治療しているのに,冷湿布で冷やすのは変だと思う人がいるが,これは冷やしているのではない。冷湿布には冷たさを感じるメントール,温湿布には温かさを感じるトウガラシ成分が配合されており,皮膚の感覚に違いを出す」。
ということです。それで特に寒暖の差の激しい北海道では,夏には冷湿布,冬には温湿布が好まれるということです。
寒い日に外出するときにわざわざさらに寒くなるようなものを体に貼りたいと思いませんよね(笑い。