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[2007.09.21]
■田舎の神社の夜祭で来賓になる
伊達市の隣町は壮瞥町という。人口は3000人でただの寂しい田舎である。 
 



そこに壮瞥神社という小さな神社がある。宮司は松永さんといい、百打会というゴルフ会でたまに一緒になる。ある時、『田舎の神社のお祭りに来ませんか?』と誘われた。 
 
私は前回の百打会で準優勝して5000円の商品券をもらって持っていたが、この商品券は壮瞥町でしか使えない。そこで、クマ牧場の社長の奥さんが経営しているガソリン・スタンドでそれを使う為に壮瞥町に行き、そのついでに壮瞥神社の祭りを見ることにする。 
 
神社の前には夜店も数軒出ているが、お客がいなくて閑散としている。坂道を登り神社にお参りをする。中では氏子達が神主のお祓いを受けている。 
 
壮瞥神社は明治大神を御祭神として祭っている。松永宮司は3代目だそうで、神主の衣装を着た時はいかにも宮司という雰囲気を持っている。前回は普段着で会ったので、普通のオジサンだと思っていたが、衣装というのは人を変えるんだなー。 
 
今回のお祭りは例大祭で報国を祈って開かれている。神社にはあまり縁が無い私としては疑問のことが多い。そこでお祓いの終った松永宮司に色々と聞いてみた。神主には修業は必要なのか?、明治大神とは何か?、みそぎとは何か?、お不動さまとの違いは何か?なんてレベルの低い私の下らない質問に丁寧に答えてくれる。 
 
午後7時になり、中学生のバンド演奏に続き、YOSAKOIソーランが始まった。 
その頃には観客も増えてきて、100人くらいはいそうだ。 
それでもYOSAKOIソーランは盛り上がる。みんなYOSAKOIソーランが大好きである。  
 
 
それが終ると恒例の餅まきである。私はこれが大好きである。前回の縄文祭りの反省に立ち、今回は前の方で下に落ちた餅を拾う作戦に出た。 
お陰で7個も拾えた。その餅を持ってウロウロしていたら毛利タクシーの奥さんが袋をくれた。 
 
清水農園のバアチャンもいたし、クマ牧場の社長もいた。百打会のメンバーも大勢いた。 
田舎の祭りは観客は少ないが、知り合いが大勢いて楽しい。 
 
(おまけの話) 
神社にお参りしてお菓子をもらっていたら、関係者のお祓いが終ったらしく、ぞろぞろと人が出て来た。電気工事会社のH社長と目が合ったので挨拶をする。そこへ松永宮司が現れた。『社務所でお茶でも飲みませんか?』と誘われた。 
 
奥の座敷では氏子代表や役員が酒を飲んだり、弁当を食べていた。なんか場違いなところに来てしまったようだ。H社長が『そこへ座って弁当を食べろ』と言う。 
 
断るのも変なので、その言葉に従う。隣の席に来た松永宮司に聞いてみた。『ここにいるのは神社の役員だけみたいだが、いいんですかー?』 
松永宮司は『その他には来賓というのもいる。それが橋本さんです』とあくまでも優しい。 
 
夕食はIさんと『とねっこ』で食べる約束をしていたので、1人で弁当を食べてしまうのも悪い。弁当が余っているようなのでIさんを電話で呼んだ。社務所に現れたIさんは、『俺は56年もここに住んでいるが、社務所に上がったのは初めてだ。 
しかも弁当まで食べている橋本さんは凄いね~』と驚かれた。 
 
どこへ行っても友達感覚で行動する私にIさんは呆れていた。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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