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[2020.08.30]
■ベトナム(32)・・・歓迎会とカラオケ
(2013年8月16日) 
 
日本語学校では土曜日の午前中は、先生方の勉強会が行われる。 
内容は「日本に送り出した生徒の問題と、今後の対策」などの報告があり、その後、先生方の日本語の発音の修正などの講習会を行う。 
 
新人先生達5名の歓迎会は海鮮料理屋で行われた。 
 


ある日の土曜日は私が講師役に指名された。 
私のテーマは「メールの作法」と、「日本語の正しい文章の書き方」である。 
 
メールはなにげなく使っている先生が多いが、場合によると失礼な時もある。そこで私が基本を教えた。 
 
   私は年長者のせいか、いつも真ん中の席。 
 
 
その後に先生方に宿題として出されていた私宛のメールの変な日本語を列挙して、それを訂正して正しい文章に書き直すことを教える。 
 
但し、誰が送信した文章か分からないように、長文のメールは使わず、 
変な箇所だけコピーして教材とした。 
 
勉強会が終って場所を移し、この半年の間に入った新人先生方の歓迎会を行った。この歓迎会が変で、日本と様子が違う。 
歓迎会なのに、全費用を負担するのは新人先生方である。 
 
海鮮鍋は結構美味しい。でも菜箸を使わないのが気に入らない。 
 
 
先輩先生も少しはお金を集めてプレゼントするようだが、そんなものじゃ焼け石に水である。 
 
もっと変なのは、女の先生の中の1人が自分の恋人を連れて来ていることである。これには驚いた。この学校とは何も関係無い男である。 
 
      私と新人先生方。 
 
 
私が隣の先生にそのことを言うと、「日本では駄目なんですか?、では 
会社の場合は社長に許可を取るんですか?」と、話が噛み合わない。 
 
「そうじゃなくて、社長に許可を取るような話ではない。そんな非常識な人はいない」と言っても、どうも分かっていないようだ。 
 
     左は鳥のから揚げ風。 
  奥の鍋は炊き込みご飯風、右は空芯菜の炒め物。 
 
 
そうかといって、みんなに紹介するわけでもない。 
彼女の隣で一緒に食べたり、飲んだりしているだけである。 
これは一体、なんなんだー? 
 
この国では写真を撮ると、まだVサインをする。 
 
 
(おまけの話) 
歓迎会の二次会はカラオケとなった。 
私の希望を入れて、日本語の歌のある店に行った。  
この国ではカラオケが大流行りで、学校の近くだけでも数軒はある。 
 
料金システムは、人数に関係無く、部屋代だけを支払えば良い。 
でも、飲み物、食べ物が異常に高い。 
普通の飲食店の数倍の値段である。 
 
     「我が人生に悔いなし」を歌う。 
    93点で、みなビックリ。私もビックリ。 
 
 
みんな大いに盛り上がり、若い女の先生を中心に歌いまくる。 
この国では誰かが歌うと合唱となる。 
ベトナムの若者向けの歌は日本の歌に似て、別に違和感は無い。 
 
帰る頃になり、台風の影響で大雨となった。 
みんなはそれでもカッパを着て、雨の中をバイクで帰って行った。 
私は往きはバイクに乗せてもらったが、帰りは大雨でバイクは怖いので、タクシーで帰った。 
 
     日本の「まつや」のカレー南蛮そば。 
 
 
雨で夕食にも出掛けられないので、以前に日本から送ってもらったカップ麺を出して来た。「まつやのカレー南蛮ソバ」というのがあったので、 
お湯を沸かして3分待つ。 
 
カレーの匂いがホテルの部屋中に充満した。 
箸が無いので、フォークでソバを食べる。 
しみじみと異国の空の下で、日本のソバを味わう。 
カップ麺が、こんなに美味しいものとは知らなかった。 
 
     箸が無いので、フォークで食べる。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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