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[2006.07.28]
■チロルは音楽文化の発信地
伊達紋別駅近くにチロルという洋食屋がある。 
 
 
ここのオヤジさんのNさんは私の伊達での写真の師匠だ。頭を短く刈り、髭を生やしたところは解脱した高僧のようだ。 
 
高僧と違い笑顔を絶やさず、その笑顔がまたいい。 
風景画を撮らせたら、右に出る者は居ないと私は本気で思っている。 


Nさんは伊達市の発展を願っている点では私と同志だ。 
 
そんな彼が自分の店でコンサートを開いた。 
音楽の好きなNさんは時々、店でコンサートを開いている。 
今回の企画は『五十嵐はるみ+トリオ』というものだ。彼女はジャズシンガーで、日本の名曲をジャズ風にアレンジして歌う。 
 
 
演奏はピアノ、ドラム、ベースの3人組でトリオである。 
この町には文化がある。芸術もあるし、音楽もある。 
チロルのマスターはそんな文化を町の片隅で支えているのだ。 
 
午後7時から始まったライブは狭い店内に溢れる観客の熱気で更に盛り上がる。店には特にステージはない。店全体がステージである。 
 
ドラムのまん前に陣取ったオジサンは30センチという近さだ。 
でも、耐え切れず、いつの間にか居なくなっていた。 
 
彼女はジャズのスタンダードナンバーから竹田の子守唄まで英語で歌う。 
演奏がまたいい。特にピアノは山下洋輔を越えている。そのテクニックは人間業ではない。 
 
ドラムも狭い店内でガラス窓が振動で壊れそうに轟く。ベースのソロは観客を痺れさせる。 
アンコールがあり午後10時にライブが終った時には、頭がボーとしていて地に足がつかない。暫く難聴になった(嘘) 
 
(おまけの話) 
このライブで一番楽しんでいたのはチロルのマスターだ。 
商売そっちのけで、体を揺らし、手拍子でノリにノッテいた。 
表に出たら、隣の倉庫で武者祭の為の大太鼓の練習をしていた。そちらのサウンドもこちらに負けずに迫力があった。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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