■東京福めぐり
健康の為に毎日、外へ出るようにしている。 いつも同じ場所を散歩するのも飽きるので、なにかイベントを探す。
そんな時に「八社開運さんぽ」というサイトを見付けた。
散歩出来る上に更に開運まで付いて来るのでは、「行かねばならぬ」となった。
【波除神社】・・・中央区築地
八社というのは東京にある八ツの神社のことで、この神社は全て都営・浅草線で行けるので、どうやら東京都と沿線の神社が商売で仕掛けたものではないかと邪推する。
調べてみたら、やはり私の想像通りで、これは2016年に始まったそうだ。そこで八社のほとんどは行ったことがあるが、暇人だから改めて参拝することにした。
「高輪神社」・・・品川区高輪
「八社開運さんぽ」の別名は「東京福めぐり」というらしく、若者をターゲットにしたような名称である。スタートはご近所でお馴染みの波除神社からであるが、混み合っていたので外からお参りして先を急ぐ。
次に浅草線の「東銀座駅」から地下鉄に乗って、泉岳寺で降りる。
駅から5分ほど品川方面に行った場所に「高輪神社」があった。
仕事始めの日だったので、お参りするサラリーマンで境内はいっぱいだった。
【戸越神社】・・・品川区戸越
次は浅草線を戸越駅で降りる。ここは「戸越八幡神社」がある。
簡単にお参りして先を急ぐ。浅草線の隣駅の「中延駅」で降りて「上神明天祖神社」に向かうが地図を持参したが、場所が分からない。
公園にいたおっさんに場所を教えてもらう。
神社は遠くからでも場所が分かるように、大量の赤い幟旗が見える。
1日目はここで終りにする。
「上明神天祖神社」・・・品川区二葉
日を改めて、「浅草神社」に行った。
浅草神社は浅草寺の隣にあるが、こちらが本家である。
多くの人は勘違いしているが、有名な三社祭は浅草寺のお祭りではなく浅草神社のお祭りである。
次は浅草寺からも歩いて行ける蔵前の「鳥越神社」に行く。
2日目はここで終りにする。
【浅草神社】・・・・台東区浅草
境内で「猿回し」をやっていた。(ジャンプ!)
もう残りは2社だけとなったので、かなり気が楽になった。
3日目は日本橋の「福徳神社」に行く。
この神社は日本橋界隈の再開発で新らしくなった。
ここは「福」と「徳」から連想するのか、お参りすると「宝くじ」が当たると言われている。誠に小さな神社だが、日本橋のド真ん中にあるので、参拝客が後を絶たない。
この日は「TOHOシネマ日本橋」で映画を見て終りにする。
【鳥越神社】・・・台東区鳥越
立派な黄金色の獅子頭と神輿が飾ってあった。
最後の4日目に残ったのが「烏(からす)森神社」 である。
この神社はサラリーマンの聖地である新橋駅近くの商店街の中にある。
安いランチを出す店に挟まれて、神様も窮屈そうである。
4日間で足早に八社を巡ったが、特に達成感も無く終った。
きっとシルバーパスで交通費が無料だったのと、信心が無かったからかもしれない。
【烏森神社】・・・港区新橋
色々なお守りを売っていて、かなり商売熱心である。
(おまけの話)
「江戸六地蔵めぐり」と「東京福めぐり」の時に、近い場所は同時に行った。品川神社は何回か行っているので頭に刷り込みがあり、品川駅から京急に乗り2駅で降りた。境内を探したが、地蔵尊が見当たらない。
さんざ探して気が付いた。神社と寺を間違えた。
そもそも品川神社は八社に入っていないし、行くべき品川寺は京急電鉄ではなく地下鉄・浅草線である。
品川寺に行くべきなのに、品川神社に行ってしまった自分に腹が立ったが、どうしようもない。
【福徳神社】・・・中央区日本橋
福徳神社の「当選祈願」のお守り。
間違えて品川神社に行ってしまったので、腹立ちまぎれに富士山に登ってみた。
江戸時代は富士山信仰が篤く、富士山に行けない人のために江戸の町のアチコチに小さな富士山を作り、それに登って代わりにしたらしい。
私も登ってみたが、1分も掛からない。高さは15メートルだそうだ。
それでも1合目から9合目までの標識があり、富士山に登った気分になれる。
「品川神社」の富士山の登山口。
品川神社から五反田に出て、浅草線に乗り「中延駅」で降りた。
ここから歩いて5分の上明神天祖神社に着いて驚いた。
白い蛇を前面に打ち出していて、「蛇窪大明神」というのがこの神社の売りらしい。
本殿の右奥にド派手な白蛇の作り物が社に巻き付いている。
お土産品も白蛇で、少しやり過ぎじゃないかと思った。
「上明神天祖神社」の白蛇。