■「綾小路きみまろライブ」にご招待
8月のある日のことである。
契約先のケーブルテレビ局のJCOMから、「視聴者プレゼント」のメールが届いた。
開けてみたら、「綾小路きみまろライブ」の申込案内だった。
招待は抽選なので、「どうせ外れる」と思いながらもネットで申し込んだ。ところが、しばらくして思い掛けずに「当選」の電話があった。
JCOMからの当選のお知らせと、ライブの入場券。
今年の私は「当たり年」のようだ。
中央区の人気講座の「写経教室」にも当った。
私が応援していた伊達市に縁がある人が、中央区議会議員選挙で当選した。日比谷音楽祭の無料チケットにも当った。
そして今回の「綾小路きみまろ」である。
「綾小路きみまろ」のライブはこんな感じ。
今回の「綾小路きみまろライブ」に当選して「嬉しいか?」と聞かれれば、「大して嬉しくはない」と答えるだろう。
私はそもそも「お笑い」があまり好きではないのだ。
特に関西系のお笑いは騒々しく、相方の頭を叩いたり、自分で面白がっているのが嫌だ。私の好きなお笑いは「落語」である。
しんみりと笑わせてくれるのが、私に合っている。
中央区役所全景。(手前の橋の下は首都高速道路)
9月20日のライブの日が近付いたので、「綾小路きみまろ」の公式HPを開いてみた。そこにあった「学歴・・・自動車学校」、「特殊技能・・・あんまマッサージ師免許」というのが好感が持てた。
「きみまろ」のライブは見たことは無いが、テレビで見た時は新鮮で面白かった。
家の前からこの江戸バス(100円)で、区役所まで運んでくれる。
場所は中央区役所の向かい側の「銀座ブロッサム」で、ここは中央区所有の劇場である。最初にJCOMの社長が出て来て、挨拶をした。
その時の話で社長は「今回のチケットの競争倍率は33倍でした」と言っていた。人生の最後の方で運が廻って来ても、遅過ぎる。
大学受験でこの「運」を使いたかったなー。
「銀座ブロッサム」は立派な劇場である(中央区は人形町にも劇場を持っている)
会場の800席は満席で、来ている人達はみなJCOMからの招待客である。しかも見渡したところ、私達のような年配者ばかりだ。
午後2時から始まったショーは年寄りを小バカにする芸風で、それを年寄りは喜んでいる。なぜだか、年寄りはみんな毒舌に引き込まれてしまうのだ。
銀座ブロッサムの劇場内。
当初は1時間の案内だったが、終ってみれば1時間半になっていた。
毒舌も30分くらいは笑っていられるが、1時間半ともなると、私は辛かった。なぜなら自分のことを言われているような気がしたからである。
家に帰ってPCを開いたら、区役所からのメールで「テアトル銀座湯に当選しました」とあった。また当選してしまった。
この話はまたの機会に・・・・。
JCOMから頂いたお土産。左の変な人形はJCOMのキャラクター「ZAQ」。「ZAQ]とはZ・・ずっと、A・・安心の、Q・・クオリティだそうだが、苦しいなー。
(おまけの話)
いくら年をとったとはいえ、「こうはなりたくない!」という笑い話である。
ある日のことである。
銀座の「野田岩」で姉夫婦を招待して、食事をした。
その時の驚くやら可笑しいやら、「こうはなりたくない」という話である。
姉は都内の一戸建てに住んでいる。
その家には狭い庭があり、小さな池もある。
ギョッとする仏像「宝誌和尚立像」・・・西往寺(京都)
ある日の夜に、姉は寝る前に門の鍵をかけるために庭に出た。
そして「キャー!」と大声を出したのである。
驚いた旦那が庭に出て、一緒に驚いた。
なんと池の中に服のままの男性が入っていて、死んでいるように見えた。「なぜ我が家の池で?」と思ったが、怖いのですぐに警察を呼んだ。
顔が割れて十二面観音が中から現れている。
警官が来て調べたら男性は生きていて、「俺の家だ!何が悪い!」と言ったそうだ。どうやら認知症の高齢者のようで、自分の家で風呂に入った気持ちになっていたのである。
夏だから良かったが、冬なら死んでいた。
この男性は1キロくらい先に住んでいる人のようで、なぜか姉の家の池に入ったのである。
長く生きていると、とんでもない事件に遭遇する。
そんな事件の当事者にはなりたくない。
驚くべき仏像である。