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[2020.01.21]
■アメリカ、アメリカ、アメリカ
(2018年1月29日)  
 
毎年12月後半になると、ロサンゼルスに住む女房の従弟がグレープフルーツを送ってくれる。これは結構、楽しみにしている。 
今年は12月20日に宅急便で届いた。 
宅急便の配達員から箱を受け取って手に持った時に、「なんか変だなー」と感じた。 
 
早速、箱を開けてビックリした。小さめのグレープフルーツが9個入っていて、傷防止の為の保護のパッキンも入っていない。 
だから箱の中でゴロゴロと移動していたのだろう。 
 
アメリカから送られて来たグレープフルーツの外箱。 
 


こういう場合には、かなり「困る」。 
贈り主に事情を伝えていいものか? 
プレゼントの贈り主とその品物の送り主が違うからだ。 
先日も姉から送ってもらった高山のリンゴが「傷だらけ」ということもあった。 
 
あまり親しくない人からのプレゼントの場合は、問題があった時に「言っていいものか?」と迷う。でも今回は女房の親しい従弟ということもあり、素直に状況を写真付きのメールで知らせた。 
 
箱を開けたら、パッキンも入っていないで数も9個で1つ足りない。 
 
 
その後、従弟からメールが届き、注文先の「JAL SHOPPING AMERICA」からの回答を転送してくれた。 
 
「いつもJALショッピング・アメリカをご利用頂き、ありがとう御座います。この度はご注文頂きましたグレープフルーツの件で大変ご迷惑をお掛けし、深くお詫び申し上げます」 
 
「玉数とパッキングの状況に関しましては、至急出荷元に調査をさせて頂きます。状況が分かり次第ご報告させて頂きますので、少々お時間を頂けますようお願い致します」とあった。 
 
送り直されたグレープフルーツ。パッキンもあり、数も10個入っていた。 
 
 
その後、色々とあったが、結局はJALはもう一度、新しいグレープフルーツを送ってくれた。 
そして1月19日に届いた箱を開けたら、キチンとパッキンもしてあり、大きめのグレープフルーツが10個入っていた。 
伝票で発送元を確認したら、名古屋の果物商社から出していた。 
 
私はてっきりアメリカから発送しているので、いい加減なメキシコ人あたりが梱包しているのだと思っていたら日本からの発送だった。「おもてなし」を強調する日本だが、日本人もいい加減になってしまった。 
 
イタリア船籍「COSTA ROMANTICA 号」の出航見送りの音楽隊(1月19日・晴海港) 
 
 
同じ頃、女房がAmazonで購入を続けているアメリカ製品の染髪剤が製造中止になったのか、販売が中止となった。アメリカの製造元のサイトを見たが、やはり無かったので製造中止になったようだ。 
 
頭の地肌が弱い女房は、どうしてもその染髪剤を買いたいと思い従弟に連絡して、購入可能か調べてもらった。 
するとアメリカで在庫をしているショップがあり、そこで買って送ってくれた。 
 
でも8000円くらいの商品に2万円くらいの送料が掛かった。 
私は高いと思うのだが、女房は「高くない」と言う。 
価値観がだいぶ違うようである。 
 
写真を撮りに行っただけなのに、私も見送り用の大きな黄色の手袋を渡された。 
 
 
トランプ大統領が1月17日に11の「フェイクニュース大賞」を発表した。私も日本のメディアのねつ造報道に腹を立てているので、トランプ大統領の子供じみた言動に笑ってしまうが、「このくらいのことをしないと、偏向報道は止まないのでは?」とも感じている。 
 
やり玉にあがったのはニューヨークタイムス、CNN、ABC、雑誌タイム、ワシントンポスト、ニューズウィークである。 
この5社の11のフェイクニュース中で、CNNは4つも挙げられている。 
 
アメリカで話題沸騰の「FIRE and FURY 」の日本語版を予約した。 
3月5日に早川書房から発売予定。 
 
 
これに対してワシントンポストは以下のように反論している。 
「トランプ大統領が選んだ11の報道のうち、少なくとも8つに付いては誤りを認めて訂正しており、2つに関しては記者の停職処分や辞職といった措置をとっている」。 
 
これを見て私は驚いた。 
「じゃー、やっぱりフェイクニュースだったんだじゃないか!」。 
日本のメディアも同じだが、フェイクニュースは大きく報道し、訂正は小さく誰にも分からないようにするので、フェイクニュースが頭に刷り込まれてしまう。 
世界では「活動家がジャーナリストになっている」のである。 
 
最初の寄港地先は「名古屋」なので、日本人乗客が多い。 
 
 
(おまけの話) 
英国の新聞Evening Standard に載ったニュースである。 
これはフェイクニュースの代表である。 
2000年に元森首相はワシントンのホワイトハウスを訪問し、クリントン大統領と会うことになった。英語が苦手な森首相は同行する通訳から、簡単な英語のあいさつの仕方を教わった。 
 
通訳は、「会ったらまず "How are you?" と言って大統領と握手をして下さい。すると、大統領は、"I'm fine,and you ?" と答えるでしょう。そうしたら、”Me too."と答えて下さい。その後は、私達、通訳に全てお任せ下さい。」 
 
午後3時に船は出て行った。 
 
 
その後、クリントン大統領と面談した時の話である。 
When Mori met Clinton, he mistakenly said, "Who Are You?" 
Mr Clinton was a bit shocked but still managed to react with humor: "Well, I am Hilary's husband." Then Mori replied confidently "Me too." 
 
レインボーブリッジの下に差し掛かる「COSTA ROMANTICA号」。 
 
 
*日本語訳 
森首相は、クリントン大統領に会ったとき、"How are you?" と言うべきところ、"Who Are You?"と言ってしまった。 
クリントン大統領は森首相から、「お前は誰だ?」と言われ、ムッとした。 
 
「あぁ、これはジョークだな」と思い、即、ジョークで切り返し、「ヒラリーの夫だ」と言った。 
一方、森さん、通訳に教わった通りに言った。 「私もだ」 
 
これには、クリントン大統領も絶句し、同席者の中には、顔色の変わる者もいたという。 
これは実話とされていたが、後に毎日新聞の論説委員が「私の創作したジョークだ」と白状したそうだ。 
 
夕暮れのレインボーブリッジの下を行く。 
 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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