■17年ぶりの新年会
マンションのデジカメクラブの例会は、毎月1回、行なわれる。
昨年暮れに忘年会をやった時に、幹事が「新年会もやりませんか?」と言った。
特に反対する人もいなかったので、実行となった。
新年会なんて現役の時以来だから、もう17年も前が最後だった。
年をとると、なにかにつけて集まり、会食したがるようだ。
マンション49階のスカイラウンジはメゾネット式の部屋になっている。
現役の時は新年会の代りにホテルなどで「賀詞交歓会」というのをやる会社がが多く、私も取引先の賀詞交歓会に3回くらいは出席した。
今さら新年会なんて言われると、つい現役の時のことを思い出してしまう。現役時代なんて遥か昔のことなのに、特定の言葉でスイッチが入って昔に戻ってしまうのかもしれない。
マンション49階のスカイラウンジから見た「オリンピック選手村」
(1月14日)
デジカメクラブの例会場は、マンションの49階にあるスカイラウンジで行われる。ここからはレインボーブリッジやお台場、富士山などが良く見える。すぐ目の下には東京オリンピックの選手村が見える。
もう建物はほとんど完成していて、今は内装工事をしているようだ。
既にオリンピック後の、分譲マンションの案内チラシもポストに入っている。
スカイラウンジから見た東京タワー方面。
幹事のYさんがスマホを買い替えた。そのスマホで撮った写真が話題となった。同じ場所で私が一眼レフカメラで撮った写真と遜色がない。
私のレンズだけでもYさんのスマホより高いのに、これでは私は立つ瀬がない。あんな小さなレンズで、よくもまあ綺麗な写真が撮れるものと感心した。スマホの進歩は早過ぎる。カメラ業界は遅過ぎる。
メンバーのYさんと同じ場所で撮影した私の写真。(晴海埠頭)
定例会を早めに切り上げて、みんなで新年会の会場に向かう。
新年会の会場は築地市場のナナメ向かいのビルの地下一階に、新しくオープンした「魚月(なずき)」という店だった。
この店は入口で客を驚かせる。
なんだか水族館に入って行くような錯覚が起きる。
地下一階の店「魚月」に向かうエスカレーター。
この店はホームページで見たら、かなりの高級店のようで値段も高い。
デジカメクラブのメンバーはみんなリタイア組なので、ランチを食べる。
ランチメニューも豊富で、値段も1000円からと安い。
高級店では夜は値段が高いので、昼に行くのがお得である。
店内はプロジェクション・マッピングで魚が泳ぎ、水族館にいるような気持になる。
私は刺身は弱いので、みんなとは違い「焼き魚御膳」を注文する。
思ったより豪華な御膳が出て来て驚いた。
話題の中心はただ1人の女性会員のSさんの、技術の上達に集まる。
彼女に話を聞いてみたら、写真優先の生活をしているようだ。
そのくらい熱中しないと写真の上達は望めないと知り、みんなは「今のままで良い」と思ったようだ。
「焼き魚御膳ランチ」(1600円・税込み)
(おまけの話)
マンションの上から選手村を見ていたので、別の日に近くまで歩いて行って見物することにした。かなり多くのマンションが建っている。
三井不動産の説明によると「大会後、各棟の改修およびタワー2棟の建設に移行し、前者が22年秋、後者が24年3月に竣工すると、分譲住宅4145戸、賃貸住宅1487戸、合計5632戸などから成る「街」が晴海ふ頭に誕生する」とのことである。
東京オリンピック選手村(晴海ふ頭から見る)
選手村の建物の階数を私が数えたら18階だ最高だが、オリンピック大会後には2棟のタワーマンションが建設されるそうだ。近くに行ってみたら、警備員がいて敷地内には入れなかった。
ただバカバカしく大きな選手用のレストランが際立っていた。
投資用で買う人が多いようだが、問題は交通の便が悪いことである。
選手村の横を通り過ぎて、都バスの終点の晴海ふ頭に行ってみた。
東京港晴海客船ターミナル(通称/晴海埠頭)
この日は埠頭に入港している客船が無いので、建物内にはほとんど人もいない。月になん度か客船が入出航する時だけ、職員がやって来るようだ。建物を抜けて外に出る。天気が良く、空気が澄んでいて気持ちが良い。
先端のモニュメントのある場所に行ってみる。
そこには「ゆりかもめ」がたくさん来ていて、池の中で羽を休めている。海風が気持ち良い。
「海は広いな、大きいな」という童謡が頭に浮かんだ。
晴海ふ頭の先端の観賞用池。(ゆりかもめのお休み処)
前方に見えるのは「レインボーブリッジ」