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[2020.02.06]
■冬の京都(2)・・・カニ尽くしの旅
(2013年02月15日) 
 
 
数年ほど前に夕日ヶ浦のカニを食べに行った時は、京都から「カニバス」に乗って行った。このバスの乗客は全てカニを食べに行く人だけである。こんな可笑しなバスがあるのは、少し前まで知らなかった。 
 
 
単線の木津温泉駅  


今回は夕日ヶ浦で夕日の撮影をしたいと思ったので、時間の関係で京都で1泊し、翌日の列車にした。 
 
京都駅から山陰本線に乗り、福知山の先の豊岡というところで北近畿タンゴ鉄道宮福線に乗り替えて木津温泉駅で下車する。 
2時間41分の列車の旅である。 
 
荒れる日本海   
 
 
目的地は夕日ヶ浦温泉の宿である。 
ここは京都府の北部の丹後半島にある小さな温泉地で、日本海に面している。名物は日本海に沈む夕日と松葉カニである。 
 
5~6年前に同じ宿で食べた松葉カニが忘れられず、今回は娘も同行した。忘れっぽい女房は宿に着くと、『ここだった?、全く覚えが無い』と言う。 
 
この寒いのにサーフィンをしている人がいた。 
 
 
夕食になり、食事処に行く。 
大広間の仕切りのある個室風の場所で、中居さんが付きっ切りで世話を焼いてくれる。 
 
メニューはカニ尽くしである。 
セコカニの甲羅詰め、カニの洗い、カニ味噌パーニャカウダー、焼きカニ、蒸しカニ、カニ茶碗蒸し、カニ天麩羅、カニしゃぶ、カニ雑炊と続く。 
 
蒸しカニあたりで、もう腹がきつくなる。 
我慢しながら、先に進む。 
1つ食べ終った頃合いを見計らって、次のカニ料理が出て来る。 
 
食べる前に、大ぶりの松葉カニを見せに来る。 
 
 
最後のカニ雑炊の時は、カニを避けて雑炊を食べた。 
以前に来た時は、こんなことはなかった。 
年を取るとは、こういうことだ。食べられる時に食べておこう。 
 
最後に中居さんに聞いたら、『大ぶりの松葉カニが1パイ半出ました』と言っていた。これが人生最後の贅沢かもしれないなー。 
 
松葉カニはどれも美味しいが、焼きガニがいいなー。  
 
 
(おまけの話) 
家族で一緒に寝たのは何年ぶりか? 
私はいつも家では1人で寝ている。 
まして、娘と一緒に寝た覚えは無い。 
2部屋続きの宿だったが、和風なので襖を通して隣の様子が分る。 
 
女房に『あなたはイビキがうるさいので、向こうの部屋で寝てね!』と言われてしまった。 
仰向けに寝ると、イビキをかく場合が多いので横向きに寝た。 
慣れないので、よく眠れない。 
 
セコ蟹の甲羅詰め 
 
 
ウトウトしていたら、薄明るくなって来た。 
風呂に入りたいので、襖を開けた。 
信楽焼の浴槽に浸かると、お湯がじゃんじゃんと溢れた。 
 
これが温泉好きの私の好みである。 
ポックリとした小さめの浴槽で、なんだか自分が煮物になったような感じである。 
 
良い気分で風呂から出たら、『朝からうるさいわね!』と怒られてしまった。家族旅行は良いのだが、寝るのは1人の方が良い。 
 
部屋には信楽焼の浴槽が用意されている 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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