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[2020.02.10]
■羽田新飛行ルート 
 
「そろそろダイヤモンド富士が窓から見えるかな?」と思って、窓から外を見て驚いた。なんと東京タワーの上空を飛行機が飛んでいるではないか! 
 
ここは羽田空港への航空ルートではないのだから、東京タワーの上を飛行機が飛ぶことはないはずだ。 
 
ビルの上に見えるコケシのような向こうに富士山がかすかに見える。 


そして思い出した。 
少し前の新聞のニュースで、「羽田空港が国際線の発着を増やすために、新ルートの試験飛行を行う。このルートは都心の上空を飛ぶので、騒音等の調査をする」と伝えていた。 
 
試験飛行は1月30日から、2月12日までの計画のようだ。 
すでに試験飛行は行われていたのだが、私は全く気が付かなかった。 
 
私の部屋の前にタワーマンションが建ったので、飛行機は建物の端から急に現れるので、目が離せない。 
 
 
それは騒音が聞こえなかったからかもしれない。 
しかしその後、女房の友人で品川のタワーマンションの高層階に住む友人が言っていた。そこは羽田空港に近いので、飛行機は低空飛行となる。 
 
丁度、東京タワーの真上に来た感じで撮影で来た。 
 
 
「窓から飛行機を見ると怖い。まるで飛行機が自分のマンションに突っ込んで来るように感じる」。 
 
彼女はニューヨークのワールドトレードセンターに突っ込んだ飛行機によるテロ事件と同じように感じたそうである。 
 
夕暮れの陽の光の中を羽田空港に向かって降りて行く。 
 
 
新飛行ルートは「中野~渋谷~目黒~品川~羽田」を通る。 
その真下の街の騒音は85デシベルくらいなので、これは地下鉄の車内にいるようなものらしい。 
 
そう考えると、かなりうるさいだろう。 
幸いに我が家は飛行ルートから外れているので、窓を閉めていれば全く騒音は感じない。 
 
天王洲アイルのビル街の上を飛ぶ飛行機。 
 
 
私はベランダに出て、飛行機が飛んで来るのを待ち構えて写真を撮ることにした。この日は寒い日だったので、防寒具を身に付けて東京タワー方面にレンズを向ける。 
 
すると1~2分間隔で、次々と飛行機が飛んで来る。 
飛行ルートが決っているとはいえ、東京タワーからかなり遠くを飛ぶ飛行機もあれば、割合に近くを飛ぶ飛行機もある。 
 
東京タワーのかなり近くを飛ぶ飛行機。 
 
 
丁度、東京タワーの真上を飛んでいるように感じる写真を撮るには連写が必要だ。 
更に夕方になり、羽田方面に夕日が沈む中を飛ぶ飛行機も綺麗だ。 
 
色々と写真を撮っていたら2時間も経過し、すっかり体が冷えてしまった。明日は隅田川のテラスに行って、そこでも写真を撮ってみるつもりだ。 
 
2機が同時に羽田空港に向かって降下を始めた。 
 
 
(おまけの話) 
生まれて初めて飛行機というものに乗ったのは、私が中学3年生の時である。それは今から63年も前のことで、父親に連れられて羽田空港から大阪の伊丹空港まで乗った。 
 
2回目は大学を卒業してすぐにニューヨーク世界博覧会で働いた時に、羽田空港からニューヨークのケネディ空港までだった。 
 
真っ赤な夕陽の中を飛ぶ飛行機。(ビルの向こうに富士山が黒く見える) 
 
 
今までに数え切れないほど飛行機に乗ったが、色々と思い出がある。 
オランダからの留学生をホームステイさせた後に、彼の誘いでオランダからウィーンに行った。 
 
機内食に飽きていた私は食事の時に「私達はベジタリアンです」と言ってみた。すると特別な機内食を出してくれたが、これがとても美味しかったので驚いた。 
 
東京タワーに灯がともった。 
 
 
オーストラリアとの合弁会社を企画していた時に、オーストラリア北東部のローマという田舎町の牧場主の家に泊まったことがある。 
帰る時に飛行場まで送ってもらったが、ローマからブリスベーンへの飛行機は小型の双発の飛行機だった。 
 
乗客は私1人で、操縦士、副操縦士、スチュワーデスが乗っていた。 
カルロス・ゴーンがプライベートジェットで逃げたが、プライベートの飛行機とはこんな感じなんだと思う。 
 
六本木ヒルズに灯がともり、これが最後の飛行機だった。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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