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[2020.03.14]
■桜の開花情報 
 
最近は午前9時になり、東証株価を見るのが怖くなった。 
連日の株価の下げで、この先、日本経済はどうなるのかと心配になって来ている。 
 
世界中で株価が極端に下落しているので世界同時不況にでもなったら、 
私はリタイアだからまだ良いが、現役の人達に相当な被害が発生する。 
 
靖国神社の大鳥居。 


3月12日にはギリシャで、東京オリンピックの為の聖火の点火式もあった。だがトランプ大統領も「東京オリンピックの1年延期」を言っている。このままコロナウィルス騒動が終息すれば良いが、逆にヨーロッパでは拡大している。 
 
小池都知事は「中止は無い。計画通りに準備を進める」と強気の発言だが、コロナウィルスが彼女の言うことを聞くとも思えない。 
 
境内は「ご注意」の立て看板だらけ。(今年は屋台も無い) 
 
 
我が家の近くのオリンピック選手村もほぼ完成している。 
オリンピックの後は、その選手村を分譲販売することも決まっていて募集も行われている。 
 
暗い話が日本中を覆っているが、コロナウィルスばかりはどうにもならない。少しでも明るい話題と思って、東京の「桜の開花宣伝」が行なわれる靖国神社の標本木の様子を見に行った。 
 
標本木の前には25人ほどの見物客が来ていた。 
(昨年より、かなり少ない) 
 
 
3月11日に「1輪の桜が咲いた」とニュースが伝えていた。12日、13日と暖かい日が続いた。それなら13日が開花宣言日になるだろうと予想して、私は1人で靖国神社に出掛けて行った。 
 
標本木のある場所は、靖国神社の神門を入った右側の能楽堂の横にある。私が10年ほど前に初めて標本木を見に行った頃は、2~3人しか見物客はいなかった。 
それが今では大勢の暇人が来るので、写真も思うように撮れなくなってしまった。 
 
TVカメラマンが開花を撮ろうとしている。 
 
 
大鳥居をくぐると、派手な立て看板がいやに目に付く。 
「この場所は18時から明朝8時まで立ち入り禁止になります」、「ゴミは各自でお持ち帰り下さい」、「新型コロナウィルスの拡散防止のため、花見の宴はご遠慮願います」などがアチコチに赤字で書かれている。 
 
神聖な神社なのだから、なにか雰囲気に合わない。 
しかもまだ開花もしていないのだから、この週末に花見は無いだろう。 
 
1輪の花びらがあった。この右手にもう1輪で、合計でも2輪だった。 
5輪で開花とするので、今日の開花宣言は空振りだった。 
 
 
神門を通り抜け靖国神社の標本木の近くに行ったら、かなりの人達が標本木を見上げている。 
テレビクルーも来ているので、「いいよ今日か!」と思い、私も木を見上げたが開花している花弁は2つしか見えない。 
 
後ろの椅子には、多くのTV会社のクルーが休んでいる。 
翌日は最高気温が7度と伝えているので、今日(13日)が駄目なら15日になるかもしれない。 
 
靖国通りのオリンピックの旗が寂しげだった。 
 
 
いつまで見ていても開花するはずもないので、私は靖国神社を後にして 
千鳥ヶ淵の桜の様子を見に行くことにした。 
靖国通りには「2020 TOKYO」の旗が飾られていたが、心なしか寂しげだった。 
 
千鳥ヶ淵の桜の開花もまだだったが、今にも咲きそうな蕾が多い。 
今年は千鳥ヶ淵の「桜まつり」も中止だそうで、どこもかしこも「中止」ばかりで、これでは日本は元気が出ない。 
「なんでも中止」は考え直した方が良いのでは? 
 
千鳥ヶ淵の桜は、今にも開花しそうだった。(今日14日には開花する) 
 
 
(おまけの話) 
靖国神社の開花宣言が空振りだったので、神田神保町の「すずらん通り」に歩いて行った。ここに以前から気になる「天ぷら屋」があるからだ。 
その名は「はちまき」である。 
 
この店は歴史も古く1931年の創業で、「江戸川乱歩が虜になった店」が売りになっている。今まで何回か入ろうとしたが、定休日だったり、入店待ちの列が長く諦めていた。 
 
神田すずらん通りの天婦羅「はちまき」。 
 
 
この日は昼を少し過ぎていたせいか、すぐに店内に入れた。ここは有名店だが、高級店ではない。お客のほとんどがサラリーマンで、みんな同じものを食べている。 
 
私も彼らに合わせて「天丼」を注文した。出て来た天丼は普通だったが、その値段には驚いた。税込みで800円だった。 
でも席が狭く、隣のサラリーマンと濃厚接触なのが、この時期には気になった。 
 
「日の名残り」★★(カフェ「TULLY'S」で) 
 
 
食後はカフェに立ち寄った。 
暖かい日なので、店の外のテーブルに座った。 
そしてアイスコーヒーを飲みながら、読み残していたノーベル賞作家の 
カズオ・イシグロの「日の名残り」を読んだ。春を感じるそよ風を頬に受け、なんとも気持ちの良いひと時だった。 
 
そこからまた歩いて大手町の日経ビルに行き、そこで無料の丸の内シャトルバスに乗り東京駅に出て、そこから都バスで家に戻った。 
万歩計を見たら、8800歩だった。 
 
日本経済新聞社から丸の内シャトルバスに乗った。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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