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[2020.03.28]
■不要不急の桜見物
 
3月25日にTVのテロップで、「午後8時より小池都知事が、緊急記者会見を行う」と出た。私は何ごとかと思った。 
余程の重大なことでも起きたのかと思った。 
 
NHKが臨時ニュースの番組を放送するので、家族でそれを見た。 
予告時間より少し遅れて始まった記者会見で、小池都知事は「感染爆発 重大局面」と書かれたパネルを持って登場した。 
 
3月13日に来た時は一部咲きだったが、26日には満開となった。 
(北の丸公園・田安門) 


テレビ界出身の彼女らしく、オーバーな演出である。 
会見内容は「新型コロナウィルスの感染が、爆発的に広がる懸念がさらに高まっている」 
 
「26日、27日は出来るだけ仕事を自宅で、この週末は不要不急の外出は控えて欲しい。感染経路の不明な感染者が増えている。このままなにもしないで推移すれば、東京のロックダウンを招いてしまう」と深刻な顔で話していた。 
 
千鳥ヶ淵にボートがいないと寂しい。 
 
 
私は東京オリンピックの延期の話かと思っていたので、小池都知事が「ロックダウン」まで言い出すとは予想外だった。 
 
「自宅で仕事をしてくれ」と言われても、職業柄、それが出来る人はどのくらいいるか? サービス業、物販業、製造業、運送業、飲食業、土木建設業、ホテル・旅館業などが無理である。更にコンビニ、病院も無理だ。こうして見ると、殆どの業種で無理であることが分かる。 
 
濃厚接触するほどの花見客が来ていた。 
 
 
在宅勤務が出来る人は大企業のサラリーマンで、月給制だから給料も減らない。契約社員、アルバイト、日雇いの人達は、働かなければ金が入らない。そんな人達にアパートを貸している大家は、在宅勤務の大表格である。 
 
満員電車に1時間以上も乗って都心に通うサラリーマンは毎朝、濃厚接触を繰り返しているが、今のところなぜかコロナウィルスに感染していないのが不思議だ。 
 
桜の枝がお堀に垂れ下がるところが良い。 
 
 
私は自身の健康と家庭円満の為に、それでも家を出る。 
コロナウィルスに取り付かれないように、万全の対策はしているつもりだ。 
 
感染し易い場所として、密閉、密集、密接の3つの「密」が危険なようだ。私の出掛ける時間と場所は、この3つに当て嵌まらないので大丈夫だ。・・・と思う。 
 
場所によっては5分咲きの場所もあった。 
 
 
そして満開の桜を見るために、26日の昼前に千鳥ヶ淵に出掛けて行った。地下鉄「九段下駅」を出て驚いた。 
小池都知事のお願いを聞かない人達が大勢来ていた。 
 
この日は気温が19度で、最高の花見日和である。花見は不要不急ではないのか? 「さくら祭」は中止となったので例年の人出ではないが、かなり濃厚接触状態だ。 
 
珍しく密集して咲いているソメイヨシノ。 
 
 
ベンチでは高齢者たちが、何組もオニギリを食べている。 
それも素手でオニギリを掴んでいる。地下鉄で手摺などを触ったその手でオニギリを食べたら危険だ。 
 
小池都知事は午後8時から緊急記者会見を行ったが、ジジババに聞かせるためには、もっと早い午後5時のニュースの時間にすべきだった。 
次の感染爆発は「ジジババ」発になるのではないか? 
 
お堀の向こう側は「皇居」。 
 
 
(おまけの話) 
帰り道に東西線で「門前仲町駅」に出た。 
ここには大横川が流れていて、その両側に植えられた桜が満開になった。 
 
例年なら、ここも「さくら祭」が開催されて、大いに賑わう。 
下町の賑わいは、千鳥ヶ淵の「さくら祭」とは違う。 
 
大横河の両岸に植えられた桜が見頃。(パノラマ撮影) 
 
 
千鳥ヶ淵はボートだが、こちらは和船である。 
しかも時々、和船に乗った「新内流し」がやって来る。 
江戸情緒たっぷりで、同じ花見ならこれが良い。 
 
しかし今年は「さくら祭」が中止となったので、平日は殆ど見に来る人はいない。門前仲町を含む一帯は下町の代表格の深川なので、在宅勤務出来る人はいない。 
 
和風を装った観光船。 
 
 
私は大横川の脇の細い小径を、桜を愛でながら歩く。 
川の向こうから観光船がやって来た。座敷を設えた和風の船で、お客が桜を見上げている。 
 
個人所有のモーターボートがゆっくりとやって来たが、ここの雰囲気には似合わない。屋台の店も出ていないので、食べる物も買えない。 
花見には屋台が欲しいと感じた日だった。 
 
防災のためにコンクリートで固められた土手が悲しい。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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