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[2020.06.06]
■武漢ウィルス(51)・・・IT リテラシー
 
私がマンションで主宰しているデジカメクラブは、メンバーが7人で高齢者ばかりだ。例外はたった1人の女性会員のSさんで、入会した時は「初めて一眼レフカメラを買いました」と言っていた。 
 
毎月の例会は49階にあるスカイラウンジで行っているのだが、コロナウィルスの影響でその部屋が閉鎖されてしまい、集まる場所が無い。 
 
(今回の写真は人形町にある「水天宮」です) 
 
  交差点から見た「水天宮」(1階の角に交番が間借りしている) 


若い女性会員からメンバー全員に、CCメールで提案があった。 
『コロナで外出自粛が長引きそうなので、思い切って「タワーズデジカメクラブ」という名称でフェイスブックを立ち上げませんか? 
 
メールで写真を送るより簡単にサイズ変換をしないでアップロードでき、お知らせ等も掲示板のように掲載出来ます』と知らせて来た。 
 
        「水天宮」の入口はコンクリートの階段を上る。 
 
 
更に『デジカメクラブの方だけが見られるように設定もでき、外部に知らせてもよい内容や写真なら外部に公開することも出来ます。デジカメクラブの宣伝も兼ねて良いかと思います』とあった。 
 
私ではこの説明だけでは、なんだか良く分からない。 
そこである日に、3階のカフェで現物を見せてもらいながら説明を受けた。 
 
         階段を上ると、正面に本殿が見える。 
 
 
彼女はPCに強く、いつも会合にはスマホとタブレットを持参して、時にはテレビに自分の撮影した写真を映してみんなに見せている。 
 
メールを見たYさんから返信が来た。 
『フェイスブックはICT知識が無いと、セキュリティが心配です」。 
 
    「手水舎」はコロナで水が止められて、テープで使用禁止。 
 
 
私は「ICT?、ITなら知っているが」と思った。 
そこでICTを調べてみた。すると次のことが分かった。 
【ICTとは、「Information and Communication Technology」の略称で、「情報伝達技術」と訳されます。 
 
ITとほぼ同義ですが、ICTでは情報・知識の共有に焦点を当てており、「人と人」「人とモノ」の情報伝達といった「コミュニケーション」がより強調されています】とあった。 
Yさんは私より若いだけあって、使う単語も新しい。 
 
        本殿は小さめだが、なかなか立派である。 
 
 
周りが年寄りばかりだと新しい情報も少いし、ICTはあまり必要がない。「それではいけない」と思っている私だが、今さら若者と友達にもなれない。 
 
私の使う程度のパソコンの知識で、今のところ特に困っていることが無い。その「困っていない」ということが、私が時代に遅れている証拠かもしれない。 
 
            本殿は豪華な造りである。 
 
 
私はFacebook、Line、SNS、Skype、Zoom、Twitter、Instagram の全てをやっていない。書き出してみて、自分で驚いた。 
やっているのは、E-mailだけだったのである。 
 
私は相当に「遅れているのか?」と心配になった。 
どうやら「IT リテラシー」とは関係ない世界で生きているようだ。 
でも今の私には必要は無いので、遅れたままで構わないと思いつつ迷っている。 
 
         「子宝犬」もマスクをしている。 
 
 
(おまけの話) 
自粛期間中も、私は現役の人達ほど状況が一変したわけではないが、少し困ることがあった。 
 
「遠くへ出掛けられない」、「家族と外食へ行けない」、「映画が見られない」、「図書館に行けない」、「友人達と会えない」などであった。 
特に映画好きの私は3ヵ月近くも映画を見ていないと、相当にストレスが溜まっている。 
 
        階段を上がると、両側に狛犬が鎮座している。 
 
 
マンションの友人のXさんからメールが来た。 
『私も運動不足にならぬように、毎日、出掛けるようにしています。また毎朝、ZOOMを使って長女、次女と40分間、体操をやっています。 
 
正確に言うと、やらされています。お互いに見えますので、手を抜くと孫から「やってない!」と言われ、結構疲れます』とあった。 
 
    階段の途中の像(説明書きが無いので、誰か分からない) 
 
 
Yさんからは『新しいものへの挑戦に億劫な私も、インターネット飲み会をやりました。やはり、従前の飲み会が良いと痛感しました』とあり驚いた。Xさんは80歳台、Yさんは60代後半である。 
 
2人共、いま話題のZOOMを使っている。私はスマホも持っていない。 
映画好きの私も以前に渋谷の映画館を予約したら、「スマホのQRコードをセンサーにかざして入場して下さい」とあり、焦った経験がある。 
そろそろ年貢の納め時かもしれない。 
 
             水天宮前の御神燈 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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