■武漢ウィルス(49)・・・・英語の好きな小池知事
5月26日に東京も自粛解除が行なわれた。
小池都知事は自粛中は「ステイホーム週間」と言っていた。
政府の緊急事態宣言が解除されたら、彼女は今度は「ロードマップ」と言い出した。そこには「ステップ0」から「ステップ3」まである。
(今回の写真は自粛が解除された5月26日の夜のレインボーブリッジです)
「レインボーブリッジのLive Camera」の映像から。
彼女はなぜ的確な日本語があるのに、わざわざ英語を使うのだろう?
都民には高齢者も大勢いるのだから「ロードマップ」は「工程表」と言い、「ステップ」は「段階」と言えば良いのにと感じている。
私が社会人になりたての頃に「なんでも英語で言う」というのが流行り、「欧米に対する劣等感」とか、「偉そうに!」などと批判されることがあったのを思い出した。
東京都の東京都の7つのモニタリング指標に合わせて、7色にライトアップしている。
東京都のロードマップであるが、「大阪モデルのパクリ」だとも言われている。その内容だが、次のようになっている。
ステップ0「外出自粛、施設休業、イベント自粛、飲食店8時まで」、
ステップ1「博物館、美術館、図書館など文化的健康的な施設の緩和」
ステップ2「クラスター歴がなく、3密になりにくい施設の緩和」、
ステップ3「ライブハウスや接待飲食などの高リスク施設をのぞいて緩和」。
7つの指標に合格している時は、夕暮れから7時まではブルーに染まる。
ステップが次へ進むためには条件がある。
その条件は「新たな感染が週平均1日20人未満」、「感染経路不明者が週平均50%未満」、「一週間の感染者が前週を下回る」。
更に3条件を満たした上で入院患者数、重症患者数、PCR検査陽性率、窓口相談数を総合的に見て判断するというからかなり厳しい。
5月26日の夜に豊海埠頭に行ってみたら、レインボーブリッジはブルーだった。
次のステップに進めるか否かを2週間単位で判断するというロードマップで、ステップ2と3を経て完全解除までに要する時間は6週間。完全解除が7月になる可能性がある。
ところが解除を発表した翌日の26日に「ステップ0」から「ステップ1」に進んだ。更に小池都知事は、「6月1日からステップ2に進む」と発表したのである。これでは「2週間単位で判断する」とは違い、1週間である。
医療従事者に感謝して、レインボー・ブリッジがブルーに染まり、条件クリアを示す(芝浦側の橋脚)
東京都は休業要請の段階的な緩和に当たり、同時に「指標を一つでも達成できなかった場合、都は原則として医療体制なども踏まえながら宣言の発令を検討する」と発表した。
そして小池都知事は「これからはウィズ・コロナで行く」と、また新しい標語を英語で宣言したのである。なんだろうねー?
お台場側の橋脚。
ところがバツが悪いことに、29日に感染者が15日ぶりに20人を超え〈2〉は54.9%に上昇。〈3〉も増加傾向が進んでいる。
この数字はアラートを出す条件を2つも含んでいる。
それなのに小池都知事はアラートを出さない。
「6月1日からステップ2に進む」と発表した3日後にアラートでは格好が悪い。アラートは出して欲しくないが、アラートが出されるとレインボーブリッジを赤色でライトアップするので、それも見たい気持ちもある。
正面は大井ふ頭で、真ん中に見るのは「自動車運搬船」
(おまけの話)
緊急事態宣言が解除されても、みんなはコロナが怖いのか、なかなか外へ出ようとしない。だから私の見た限りでは、飲食店は期待した割にはお客が戻っていないように見える。
都心部は大手企業が多いせいか、在宅勤務者が多いのではないかと思う。そこで「リモートワーク」と「テレワーク」の話になる。
朝潮運河には釣り人が(アカエイと、すずきが釣れる)
私は日本語で「在宅勤務」と表現すれば良いと思っているので、「リモートワーク」と「テレワーク」の違いが分からなかった。
そこでネットで調べたら、【リモートワークは言葉の通り、「遠隔勤務」つまり、会社から離れた場所で働くケースによく使われています。
一方、「テレワーク」は、国によって「場所や時間を有効に活用する柔軟な働き方」と定義されています】と良く分らない解説だった。
午後8時になり、レインボーブリッジは7色に戻った。
話はガラリと変わって、日本に帰化した評論家の「石平氏」が面白いことを言っていた。
【中国ではコロナウィルスも習近平の言うことをきく。「×月×日には感染者がゼロ になる」と習近平が言ったら、その通りになった。そして翌日には、また増えた】。
また中部大学の武田教授は【今年は武漢ウイルスが流行したので、インフルエンザが遠慮した】と言っていた。
2人共、少し過激な発言をするが、聞いている方は面白い。
コロナ以前は白色だったので、7色は綺麗だ。