■名古屋の名物「モーニング・サービス」(2)
名古屋旅行のもうひとつの目的である、『喫茶店のモーニング・サービス』を経験する朝である。 私は早く起きたので、この旅のツアーの責任者として、駅の傍の喫茶店を調査に出掛けた。
みんなを連れて行く為の条件は、『凄いなー!』とビックリしてもらわなければならないのであるから、私としても大変な仕事である。
何が凄いのかと言うと、「値段が安い」、「小倉トーストが付いている」、「ボリュームがある」。この3点は最低条件である。茹で卵やバナナが付くかどうかは、それほど問題ではない。
近鉄電車の名古屋駅に向かう途中で小奇麗なカフェを見付けた。そこでは私の3つの条件をクリアするモーニング・サービスを提供している。
モーニングサービス看板
そこでホテルに戻り、2人を連れてそのカフェに行く。
ジュース、コーヒー、紅茶は飲み放題である。
皿にはしっかりと小倉トーストも乗っていて、更にその上に生クリームがかけてある本格派である。
野菜サラダにポテトサラダも付いて、これでたったの588円である。
モーニングサービス 588円
東京なら、これだけ出れば1500円は下らないだろうと思う。名古屋はトヨタのお膝元だけあって、さすがコストパーフォーマンスはうるさい。
(参考資料)
小倉トーストとは名古屋人が大好きなトーストの食べ方である。我々はトーストにはバターやジャムを塗るが、名古屋人は粒餡を塗る。それでも同じ日本人である。
だから考え方も名古屋人は私と違うのである。
(おまけの話)
現役の時に私は名古屋にお得意先が3軒あった。
だから時々、名古屋には出張で来ていたので、名古屋に付いてはかなり知っているつもりでいる。商売はやり難かった。東京から行くと、よそ者扱いである。
それにトヨタで練習しているのか、やたらに値切る。
名古屋駅新幹線口
現役の時は駅の反対側の少し高級なホテルに泊まっていた。
今回の我々の宿泊先のホテルはビジネス・ホテルで、なんと1泊4900円だった。インターネットで申し込んだので、よく分からなかったが、行ってみて驚いた。
そこは風俗街のど真ん中であった。
風俗街
暗くなると、怪しげなネオンがギンギンに輝き出す。
出会い喫茶とか、キャバクラ、テレクラ、ソープランドなどのネオンだらけだ。
私はホテルに入った後は、仲間やフロントの女性に疑われるのが嫌で、部屋から一歩も外に出なかった。
だから早寝をしてしまい、朝早くから起きてしまった。
自宅に帰って来てから気が付いた。
風俗街のホテルで動揺したのか、部屋に電気カミソリを置き忘れてしまった。
幸いに電話をしたら有ったが、着払い送料を考えると、あまり安くはなかったなー。
ホテルからの手紙
(教訓) 安物買いの、銭失い。