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[2010.01.07]
■暗い趣味かなー?
初めて会った人に、『趣味は仏像彫刻です』と言うと、ギョッとした顔になりかけるが、それを必死に抑えているのがよく分かる。 
親しい人は『なんだか暗い趣味だなー』なんて言う。 
 
仏像教室に来ている生徒にも色々な人がいるが、暗い人は少ないように感じる。 
私もどちらかというと、明るい方だと自分では思っている。 
性格と趣味とはあまり関係が無いように思うのだが、どうか? 
 
阿弥陀如来像(浄土寺) 


昨年も夏の伊達滞在中を除き、東京に居る時はかなり熱心に仏像彫刻をやっていた。 
また、2~3年前くらいから仏像がブームとなり展覧会も多くあったし、テレビや雑誌などでも取り上げられる機会が増えた。 
 
台座 
 
100年に一度という不況が長引いていて、暗い話ばかりが氾濫していて、人々の心を蝕んでいるのではないかと思う。 
そんなことで、『物から心へ』と興味が移り、更に仏像に至ったというのが私の我田引水型の理屈である。 
 
2009年の作品群 
 
写真は昨年の私の作品群である。 
そして最後の作品は浄土寺の阿弥陀如来像であった。 
台座の細かい彫刻は私の性格に合わず、かなり苦労した。 
 
(おまけの話) 
世の中には色々な趣味を持っている人がいる。 
カメラ、旅行、音楽鑑賞、読書、ゴルフなどが多い。 
これ等は当たり前過ぎるので、私はこれは他人には言わない。 
 
私の女房はカルトナージュをやっていたと思っていたら、最近はソフトファニッシングというのを始めたようだ。 
これは布地を使った細工物で、イギリスが本場らしい。 
 
ティーポットカバー 
 
私に似てすぐに応用編をやりたがる女房は、その技術を利用して家の椅子の張替を始めた。 
いつも夜遅くまで2階の自室で作業をしているようだ。 
 
椅子の張替え 
 
階下の私の部屋の上からは、トンカチでコンコンと何かを叩く音が続いている。 
私は1階で仏像彫刻をし、女房は2階で椅子の張替をし、我が家はまるで下町の町工場のような状態になっている。 
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▼コメント(4)
名前:楊貴妃  2010.02.19 01:05:16
作品を拝見させていただいて、ふと思ったのですが、仏像様のお顔は全て橋本先生にソックリじゃございませんか?! 
名前:shinji  2010.01.08 14:11:49
仏像イコール暗いという図式は日本の仏教界が仏教を主にお葬式に使ってきたのが原因と思われます。  本来、仏教は現実を直視し、避けられない苦を認識し、しかしそれゆえに、練習によって、この生をより、生き生きと、充実して、とらわれずにこの瞬間を生ききることができるという、とても明るく、前向きで、健康的な思考システムなんです。 仏像はそれを、私たちに思い出させてくれます。 
名前:u.a.f.  2010.01.07 20:57:02
 亥年生まれの私の守り本尊の釈迦如来像  
実物を是非拝見させていただきたいです  
名前:榎本宣道  2010.01.07 11:16:28
仏像がどうして暗いと思われるのかを考える機会となりました。仏像は仏教の象徴であり、仏教が、人との永遠のお別れに際する儀式に大きくかかわっているからなのでしょう。仏教は本来「人生を明るく楽しいものにする。」ための哲学である。これが高じて、真の明るさ、楽しさを掴むには、不可避な別れを認識しなくてはならないという考えに至っただけなのだと思っています。誕生日がお釈迦さまの前日と言うだけで、身近にお付合いしているのですが、私も暗いのかなぁ--。  

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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