■★本日の戦利品(試聴付きです)★
月曜日は室蘭への出張治療が多いのですが, 最近の秘かな(でもないか)楽しみは,
リサイクル・ショップを巡り,
レコード,CDを物色してくることです。
行くとなぜか,わたしを待っていたかのようなものが,
必ず一つはあります。
もしわたしが室蘭に住んでいたら破産していたことでしょう…。
と言う訳で,本日の掘り出し物は,
ブルーノートレコードの「ケニー・バレルVOL.2」です。
この作品は内容もジャケットも異彩を放つ名盤です。
と言うのも,ジャケットデザインが,この方だからです。
ポップアートの大家,アンディ・ウォーホル(1928~87)のデザインです。
ウォーホルと言えばこの作品でしょう。
(マリリン)
ウォーホルは無名の頃,ブルーノートレコードの依頼に応じて3枚のイラストを納めました。(うち一枚は色違いで発売=都合4枚)。
そのどれもが素晴らしいので,ウォーホル作品はCDではなく,LPで集めようと思っていました。
かなり状態が良い,恐らく60年代後半の輸入盤で,
ウォーホルデザインのものはかなり高値で取引されている中,これは1300円。
この値段は犯罪に等しいです。
(だけどお店の人に見つかったら値段を吊り上げられるから声高には叫ばないようにしよう)。
他のブルーノートのウォーホル作品は,
ジョニー・グリフィンの「ザ・コングリゲーション」。
これはピアノがソニー・クラークで,バリバリと吹きまくるグリフィンのサックスを堪能できる名盤です。
デザインもグリフィンの手がデフォルメされて,しかも,顔がちょん切れているところが,ウォーホルらしいです。
そしてもう一枚は…
やはりケニー・バレルの「ブルー・ライツ」です。
これは,この青と赤,二色出ています。
これは妻にしかられそうなので,CDでしか持っていません。CDサイズがちょうど良いかな…。
もちろん内容は折り紙付きです。
さて,「ケニー・バレルVOL.2」ですが,バレルが参加した色々なセッションの寄せ集め的な作品ですが,内容は素晴らしいです。
わたしの一番のお気に入りが「モーテン・スイング」。(こちらで試聴)。
曲名の通り,古めかしいスイング時代の曲ですが,
バレルの手に掛かると立派なモダン・ジャズに昇華します。
そこが,このレコード最大の聴き所でしょう。
また室蘭出張が楽しみになりました…。
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