■★楽器で根比べ?今年最後の戦利品★
今日の戦利品はいつものリサイクルショップからではありません。 ネットオークションで,寝る前に入札しておいたら,
翌朝,2枚が送料込み500円で落札となっていました。
昨日と今日,クロネコメール便で無事到着。
まずは「テナー・コンクレイヴ」。
洒落たジャケットです。この「コンクレイヴ」について調べてみると,
ラテン語の「コンクラーヴェ」から派生した語で,
本来はカトリックのローマ教皇を決める際の密室で行なわれた会議を意味しているそうです。
2005年の前教皇死後,次期教皇の決定にかなりの時間を要したことで,
日本でも「根比べ」として話題になりましたね。
英語の意味としては,それが転じて,「秘密会談」「密室会議」を指すようになったそようです。
で,このレコードは,ハンク・モブレイ,アル・コーン・ジョン・コルトレーン,ズート・シムズという4人のテナー奏者が一堂に会したセッション・レコーディングなので,この名前が付けられています。
1956年録音。
この4人の中で,わたしの贔屓はハンク・モブレイです。押しの強いコルトレーン,堂々としたズート,スピーディなコーンの中で,スムースでモソモソした音色,リズムに切り込まないモブレイは,入りそうで入れなかったりして,
まさに「根比べ」という感じです。
YOTUBEで試聴
わたしはこの手の「テープを回しっぱなしにした」的な録音があまり好きではありませんが,ジャズ一番の当たり年といわれる1956年の作品なので,
無駄なフレーズがほとんどなく,引き締まった演奏が楽しめます。
さて,もう一枚は,
そのハンク・モブレイの名作,「ディッピン」です。
これはわたしが生まれた1965年録音。自分が生まれたころアメリカからこの音が聴こえていたことを考えると感慨深いものがあります。
この作品で有名なのは,
A面2曲目の,
「リカード・ボサノバ」です。
YOTUBEで試聴
この曲でも,本来モブレイのリーダー作なのに,目立ちたがり屋のリー・モーガン(トランペット)に,おいしいところは全部持っていかれたりして,
この作品も「根比べ」,「我慢」の一枚という感じです。
もっとも彼自身は,それはそれはマイペースなお方でそんなことは全く気にしていなかったようです。その温厚な性格からアート・ブレイキーやマイルス・デイビスなどのジャズ界の巨人に愛されたプレーヤーでもありました。
写真で見ていただければ分かりますが,レコードと比べると,CDの何と迫力のないこと…。
この大胆なデザインは,30センチのキャンバスでこそ映えます。
と言うわけで,今年最後の音楽作品購入,お得な戦利品のご報告でした。
今年はレコード,CDを買いすぎたので,来年は聴くことに集中しよう(汗。
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