■夜中に足がつる方へ。原因と対策(2)
先日の記事で,夜中に足がつる5つの主な原因をお知らせしました。
まとめますと,
1.筋肉の疲労。
2.(とくにふくらはぎの)血行不良。
3.多量の発汗による,電解質不足。
4.脊柱管狭窄症,椎間板ヘルニア,糖尿病の症状として。
5.交感神経と副交感神経のバランス。
でした。きょうは,自分でできる予防について,お知らせできればと思います。
1.ふくらはぎを揉み解し柔らかい状態を保つ。
寝ているときに足がつるのは主にふくらはぎで生じます。お風呂に入っているときなど,自己流で良いので,ふくらはぎを揉み解し,マッサージしてあげます。
2.特にこれから夏に向けて,寝る前に水分,スポーツドリンク等を摂るようにする。(200CCくらいでも良いです)。
夜は,交感神経から副交感神経にチェンジします。それに伴い,腎臓の機能は低下するので,あまり膀胱に尿が行かなくなります。ですから,熟睡できていれば,夜中でもあまりトイレに行きたくならず,ちょうどトイレに起きた時間が,朝のちょうど良い時間ということになります。寝汗で,電解質,水分が失われますので,寝る前に水分を摂るのは,健康のために大切です。3.交感神経と副交感神経のバランスを保つために…。
多くの若い方は,眠る寸前までスマートフォンやパソコンを使用している方が多いようです。せっかくベットに入っても,間際まで脳を活発に使用していますと,浅い眠りになります。また眼の中に残像が残っていることもあります。それで,夜の10時頃からは明かりを落とし,スマホやパソコンから離れて,リラックスモードを作ります。
その他様々な方法がありますが,自分にあった熟睡の方法を見つけるなら,朝方の副交感神経から交感神経へのチェンジがスムースに行きますので,足をつってしまうことが少なくなるはずです。