[2014.06.30]
■夜中に足がつる方へ。原因と対策(3)最終回!
きょうは,足揉みで,どのようにこの症状に対処するか,お知らせします。
足がつる原因をまとめますと,
1.筋肉の疲労。
2.(とくにふくらはぎの)血行不良。
3.多量の発汗による,電解質不足。
4.脊柱管狭窄症,椎間板ヘルニア,糖尿病の症状として。
5.交感神経と副交感神経のバランス。
でした。
足がつるという方に,重点的に押圧する反射区は以下の通りです。
1.「副甲状腺」の反射区
副甲状腺は「血液中のカルシウム濃度を一定に保つ」働きをするホルモンを製造し,分泌しています。寝汗を多くかいて,体内の水分,電解質の濃度のバランスが極端に悪くなります。カルシウム濃度もしかり。
「副甲状腺」の反射区を入念に押圧することで,この状態を最小限に食い止めます。
ちなみにこの「副甲状腺」の反射区は骨粗しょう症や産後のカルシウム不足などにも効果が期待できる重要な反射区です。
この反射区は小さいばかりか,その深さなどが独特のため,自分での押圧は難しいかと思います。
2.「平衡器官」の反射区
交感神経から副交感神経への移行や,血圧が一定に保たれること,脈拍,からだのバランスを保つことは,本来,自律神経によって,ふさわしく保たれています。本来,自然にふさわしい状態に保たれているものが自律神経によって支配されているもので,多くは交感神経(緊張)と副交感神経(弛緩)のバランスで保たれています。
「平衡器官」の反射区を入念に押圧することで,自律神経の働きが正常化するように強く促します。
この反射区はめまいや血圧異常にも効果があります。
3.「副腎」の反射区
副腎では「副腎髄質ホルモン」が作られています。このホルモンは通称「抗ストレスホルモン」と呼ばれています。足がつるということは,かなりの苦痛ですので,肉体的,精神的,双方にストレスになります。ストレスのかかっている場所に働きかけ,血管を拡張させ,血行を良くし,基礎体温を上げる働きがあります。この反射区は肉体,精神,双方のストレスに効果があります。
4.ふくらはぎそのものの入念な押圧。
「足がつる」方のふくらはぎは固く,また冷えている場合が多いです。そしてその多くの方は「腰痛」という症状も抱えておられます。ふくらはぎそのものの血行を良くすると同時に,ふくらはぎには「坐骨神経」の反射区もありますので,神経性腰痛の改善にもなります。
このように「足もみ」で「足がつる」ということに対処すると,様々な症状の改善を同時に図ることができます。
ぜひ,足揉みの治療をお試しください!
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▼コメント(4)
名前:足揉み 2014.06.30 18:09:54
てんこさん。
コメントありがとうございます。
脊柱管狭窄症で,腰の神経が傷むと,ふくらはぎの筋肉をコントロールする神経が狂い,足がつりやすくなる事があるようですね。
おつらいと思います。
漢方は「芍薬甘草湯」でしょうか?
即効性のあるお薬と聞きますので,
痛くなる,と思ったら素早く服用されると良いと思います。
上の図ですと,53,54,55,56,57が関係する反射区です。
お大事になさってください。
名前:てんこ 2014.06.30 16:50:53
こんにちは。
足の攣りは激痛です。
脊柱管狭窄症で手術後も度々攣ります。
私の場合は腿から脛・ふくらはぎ・甲・指・・と足全体が攣るので、ほんとに
泣きそうです。
漢方薬で症状を抑えています。
名前:足揉み 2014.06.30 08:47:35
さくどう親父さん。
おはようございます。
糖尿病,おつらいと思います。
糖尿病の合併症に「足がつる」「肉離れ」がありますね。
糖尿病に関係する反射区は「膵臓」です。
土踏まずの真ん中あたりですので,
つりかけたな,
と思ったら,そのあたりを強烈に指圧してみてください。
かなり改善されるはずです。
名前:さくどう親父 2014.06.30 06:54:56
お早うございます。
糖尿病なので、極たまに朝方足がつることが有ります。
激烈な痛みで、1日寝た事もありますがロキソニンと筋肉弛緩剤を3回服用してようやく歩けるようになりました。
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