■足揉みへの質問その2-「足揉みは東洋医学?西洋医学?それとも」
足揉みへの質問その2-「足揉みは東洋医学?西洋医学?それとも」。
これも皆様に良く聞かれる質問です。
「中国足心道」と名乗っているので東洋のようでもありますが,札幌に行くと「英国式リフレクソロジー」なんてのもあります。
西洋?東洋?リフレクソロジーってなに?
きょうはそのあたりに迫りたいと思います。まず,
西洋医学とは何でしょうか?
それは,対症療法のことです。
病院のことを考えていただけると分かると思います。「あの~2週間後に風邪を引く予定なんですけど,注射してください」
と言っても病院はまず見てくれないはずです。
喉が痛くなり,鼻水が出て,咳をして,熱が出て,そうして初めて病院で見てもらえます。
予防接種やどこも体調が悪くないときの健康診断等は保険対象外です。
つまり出ている症状に対応するのが西洋医学です。約200年の歴史があります。
では東洋医学とは何でしょうか?
皆さんも養●酒の宣伝などで「未病」という言葉を聞いたことがあると思います。「未病」とは,簡単に説明すると,
(1)症状があるのに,検査をしても悪いところが見つからないこと。
(2)自覚症状がないのに,検査をすると異常が見つかること。
つまり未来の病気,病気未満の状態のことです。
東洋医学とは,
体質改善療法のことであり,未病の状態以降,進行させないことを目標とします。約2000年の歴史があります。
では足揉みはどうなのでしょう?
足に存在する62箇所の反射区(ツボの集中している面)を適切に刺激し,揉みほぐす治療法です。足揉みの源流は中国にありますが,それを体系化したのはアメリカの医師,ウィリアム・フィッツジェラルド (William H. Fitzgerald) (1872年 - 1942年)です。
また香港が英国統治下にあったころ,技術が英国に流出して,英国式リフレクソロジーに発展したと言われています。(これは諸説あり)。
ちなみにリフレクソロジーとは,reflex(反射)と-ology(学や論の意味)を合わせた造語です。
では本題,中国足心道の足揉みはどうなんでしょう?
足揉みに来ていただくと分かっていただけますが,まずは,体調の良し悪しに関わらず,すべての反射区に刺激を与えます。(体質改善療法)。そして,反応の強かったところ(未病の可能性あり),調子の悪い部分の反射区を入念に押圧します。(対症療法)。
それで,中国足心道の足揉みは,
体質改善療法と対症療法を合わせた治療法ということになります。
前の記事で紹介したとおり,ほとんど苦痛を与えない治療法です。
ぜひ足揉みで健康を保ちましょう!