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[2015.03.16]
■聴いてから見るか,見てから聴くか・・・。試聴できます。
おはようございます。 
 
きょうは穏やかで暖かい一日になりそうです。 
 
さて,何か大正漢方胃腸薬みたいなタイトルですが。 
 



大好きな映画,「ラウンド・ミッドナイト」(1986年)の話です。 
 
これは,パリに渡った伝説のジャズ・ピアニスト,バド・パウエルと彼の芸術性を理解して支援を惜しまなかったイラストレーターの実話がベースとなっています。 
 
1960年代に入ってから,アメリカでのロックン・ロールの台頭,麻薬過による活動範囲の縮小(クラブで演奏するための「キャバレーカード」を没収される)などにより,大物ジャズ・ミュージシャンがフランスや北欧に大勢移住します。 
 
この映画で主演を務めるジャズ・サックスの巨人,デクスター・ゴードン(ディル・ターナー役)もその一人です。 
 
そして音楽の本質に迫るセリフの大半がデクスター・ゴードンのアドリブだというところがまた凄い。 
 
印象的なシーンでは,ジャズ・クラブから逃げ出して,ゴミ置き場のようなところで,ディルが「ニュー・ヨークの秋」を吹いていて,そこで,「この続きの歌詞,なんだったかな?」って尋ねるところがあります。 
 
当然なんですが,ホーン奏者も「歌詞」を大事にしなければならない,ということをこのシーンは言っているんだと思います。 
 
字幕もないですがYOUTUBEでそのシーンがありました。 
 
 
そう言えば,ドラマーのアート・テイラーのインタビュー記事(97年)でも,初めてチャーリー・パーカー(ジャズ界では「神」と称される)と共演したときに, 
「君がしなきゃならないことはすべてのスタンダードの歌詞を覚えることだ。歌詞が分かればプレイしている間に自然とその歌詞の内容を考えるようになる。つまり,曲の内容にそぐわないプレイは間違ってもやらないですむ。歌詞を知っていれば,音楽に対して無礼なプレイはできない。他のミュージシャンたちも気持ち良く思えるプレイができる」 
と言われたそうで,彼は頑なにそれを守っているとのことでした。 
 
と言うことは,チャーリー・パーカーもそうしていたわけで,一聴,超難解な高速アドリブフレーズの中にも,「歌心」が溢れているのかも知れません。そういう耳でバードの演奏も聴いてみたいと思います。 
 
この映画で印象的に演奏されているデクスター・ゴードンの印象的な名曲「ソサエティ・レッド」,これはブルーノートの「ドゥーイン・オールライト」(4077)でも聞く事ができます。 
 
 
この映画は,(役者ではないジャズ・マン),ハービー・ハンコック,ボビー・ハッチャーソン,ウェイン・ショーターなどの「役者ぶり」も見事で,見所,聴き所満載です。もう30年位前の映画ですが,年に何度かは見たくなる映画です。 
 

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中国足心道足揉み伊達療術院
中国足心道足揉み伊達療術院

わたしのプロフィールです。

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昭和40年,豊浦に生まれる。

幼少時代を大滝,伊達,室蘭で過ごす。

神奈川,札幌で,印刷,デザイン関係の仕事に従事。

平成13年,健康の大切さに目覚め,中国足心道療術院会員となる。

その後,マレーシアにて3年間居住,マッサージの修行。

帰国後,再び当地に開院。

 

唯一無二の趣味は音楽。

2011年,知る人ぞ知る(知らない人はだ~れも知らない)夭逝のジャズ・ピアニスト,ソニー・クラークの完全コレクションを達成する。

 

上の写真はソニー・クラークの歴史的な名盤「クール・ストラッティン」(1958年)。

ジャズ喫茶華やかかりし頃,このレコードが掛からない日はなかったことでしょう。

「クール・ストラッティン」とは英語で「気取って歩く」,「軽やかに歩く」と言う意味があります。

皆様がこの女性のように町を軽やかに歩けることを願いつつ,わたしは一生懸命皆様の足を今日も揉み続けます。

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