女房が「今日は出掛けるの?」と私に聞く。
「コロナに感染するといけないので、出掛けない方がいいんじゃない?」という感じが長年の付き合いで分る。
でも「昼飯の面倒はかけたくない」という気持ちがあるので、それは言わないで、「大丈夫。コロナには十分に気を付けている」と言って出掛けて行く。
QBハウスは普段は5分くらいなのに、今は1時間30分待ち。
この日から図書館が一部開館したとのお知らせを見たので、予約した本が準備されているかもしれないと思ったからだ。
入口で女性の係員が待ち構えていて、手に消毒液を吹きかける。
備え付けのカードリーダーでチェックしたら、予約しておいた本はまだ用意されていなかった。
和光裏の映画館「シネスイッチ」
仕方ないので、裏道から銀座に向かう。
昭和通りの角に「QBハウス」があった。しばらく床屋に行っていないし、QBハウスなら10分もあれば髪だけ切ってくれる。
頭も洗わないし髭剃りもしないので接触時間が短いので、コロナの危険を避けられる。
入口で係員に聞いた。「どのくらい待ちますか?」
返事に驚いた。「今だと1時間30分くらいになります」。
1人がやっと通れる路地から見える「宝童稲荷神社」
この日は東京都の自粛解除から2日目なので、ステイホームで髪が伸び放題だったオヤジ達がワーとやって来たのだろう。仕方ない、明日は行き付けの床屋に行こう。
先に進むと「銀座ウィンズ」がある。
週末だと、この辺りは競馬ファンで溢れ返り、急に品が悪くなる。
ここもしばらくは閉館と書いてあったので、静かなものだ。
トランプ大統領も大好きな
「HOOTERS」は、椅子を外へ出してソーシャルディスタンス。
銀座通りに出たら自粛解除にも関わらず、銀座通りを歩く人があまり増えていない。「裏通りはどうか?」と思い、そちらに廻る。
こちらもコロナ前から見たら、驚くほど人通りが無い。
私の贔屓の映画館の「シネスイッチ」前を通ったが、閉館中でひっそりとしている。
洋食屋なのに、メニューよりも「マスク販売中」
裏通りを進んで、新橋方面に向かう。
この道は小規模の飲食店が多くあるので、今回のコロナで相当に痛めつけられて廃業などしたかもしれないと思った。
ところがドッコイ。銀座はなかなかシブトイ。
店の前に貼り紙が出ていて、「当面の間、お休みします。再開した時にはよろしくお願いします」と出ているので、廃業は出ていないのだろう。
安売りチケット屋も新幹線の切符が売れず、閑散としている。
新橋駅前に行くと、自粛前よりは多くのサラリーマンが歩いている。
駅前のニュー新橋ビルの地下の食堂街に行ってみる。
まだ多くの店が閉店中で、政府の急な前倒しの自粛解除発表で色々と準備が整わないのか、6月1日からの再開のようだ。
或いは政府の「家賃の保証」が関係あるのかもしれない。
新橋は「サラリーマンの聖地」と言われているので、間もなく以前の賑わいが戻るだろう。
夜が駄目なら「昼飲み歓迎」で、頑張る。
(おまけの話)
コロナ感染が怖いので、私は以前のような安い蕎麦屋などはしばらく遠慮している。
ニュー新橋ビルの食堂街からそう遠くない場所に、中華料理の名店「新橋亭」がある。そこでランチをしようと思い、店に向かった。
入口で消毒液を手に掛けて、係員がエレべーターまで私を案内して3階のボタンを押した。
エレベーターを降りると、またそこには消毒液が置いてある。
「ニンニクの苗と牛肉の細切り炒め」(新橋亭)
デザートに「杏仁豆腐」が付いて1500円。
食堂は広く、テーブルとテーブルの間も広く取ってあり、これなら安心である。ランチを食べてから駅前で都バスに乗り、銀座4丁目で降りた。
そこから歩いて昭和通りを渡り、路地の「チョウシ屋」に行く。
ここはコロッケの名店で、夕食に食べようと思い女房に電話してコロッケとメンチカツを買った。
レストランはどこでも入口でお客が自分で手を消毒する。
いつものような行列が無く、店はひっそりとしていてオヤジはコロッケも揚げていない。コロッケの注文を言ったら、向こうから「今のところ12時から2時間だけの営業です」、「サラリーマンがリモートワークらしく、お昼にもあまり出て来ないのです」と言った。
普段はサラリーマンやOLが、ここのコロッケパンを買うために行列している。リモートワークがコロッケ屋にまで影響しているとは思わなかった。
「チョウシ屋」 コロッケ(180円)、メンチカツ(190円)
5月29日は朝から晴天だった。
「今日はどこへ行こうかな? 行くところないしなー」と思い悩んでいた。すると女房が耳寄りな情報を教えてくれた。
「今日の午後12時40分から航空自衛隊のブルーインパルスが、東京上空をデモ飛行するらしい」。すぐにネットで調べたら、次のことが分かった。
事前に公開された飛行コースだったが、全く違うコースを飛んだ。
(2015年5月29日)
世の中というのは複雑なもので、「有るのに無い」ことにしていたり、「無いのに有る」ことにしていたりと、誰でも知っているのにそうするのが大人の態度となっていることが多くある。
その代表的なものはアメリカの人種差別である。
「本当かなー?」と思わせる広告を良く見かけるが・・・。
本当にインドにはボケ老人はいないのか?
(2015年5月04日)
正月やゴールデンウィークのような長い休日は、引退オヤジには苦痛の日々である。 「休日は勤労者の為にある」と私は決めているので、勤労しない私は勤労者に迷惑をかけないように、基本的には家から出ない。
小田急線に久し振りに乗った。
日本人は外国人と比べて以前からかなり衛生的な生活をしているということを、今回の新型コロナウィルス騒動で分った。
前にも書いたが、日本には「靴を脱いで家に入る」、「ハグ、キスをしない」、「握手でなく、お辞儀をする」、「手を洗う」、「食事は小皿で
1人づつ」などの習慣がある。
駒形橋の近くから。
嬉しいことにコロナウィルスの感染者が減って来て、5月25日で自粛生活が終りを告げた。でも以前と同じというわけには行かず、自粛生活の時に身に付いた習慣は続けるだろう。
専門家は「第2波が来る」と脅かすが、私の考えは違う。
もし世界中の人が今までの生活を改めて、日本風にしてくれれば大丈夫だ。
(写真は佃煮の発祥の地「佃」にある住吉神社の手水舎の彫物です)
住吉神社「手水舎」
5月14日に34県が緊急事態宣言を解除された。
続いて21日に大阪など3府県が解除された。
ところが東京を含む近隣の3県の神奈川、埼玉、千葉、それと北海道は取り残された。腹が立つが政府が決めたのだから、どうしようもない。
(今回の写真はコロナ騒動の最中の、5月23日の人形町の名店)
「重盛」の「人形焼き」と「ぜいたく煎餅」で有名。
(余裕があるのか、5月31日までお休みだった)。
気温が高くなり梅雨が近付くと、伊達市のことを思い出す。
以前なら、そろそろ伊達市に行く準備を始める頃だ。
伊達市に持参するものを準備したり、カーフェリーの予約をする。
トーヤレイクGCには、コテージ「桜の家」の予約をする。
奥から2棟目が「桜の家」。芝生を刈って、手入れはしているようだ。
5月17日に伊達市のHさんがわざわざ撮影に行ってくれた。
政府が生活に困窮する人達に、「30万円を支給する」という話が変更になった。支給すべき人の線引きと、どうやって調べるかが問題となったようだ。
そして最終的には、「住民登録をしている全ての人」に決った。
だから私にとっては想定外で、なんだか申し訳ない気持ちである。
特別定額給付金の申請書
「コロナが怖い」と思っていると、色々な怪しげな民間療法が出て来る。私は科学を信用しているので、変な民間療法を試したことはない。
世間では「健康食品がいいのでは」とか、「漢方が効くのでは」とか、「気功で対策できるのでは」とか、科学的に証明されていない情報が独り歩きし始めている。
(写真は緊急事態宣言の出される前のものです)
晴海埠頭先端にあるモニュメント。(現在は立ち入り禁止)