■ハチが知らせる気候異変
今年の気候は全国的に変じゃないかと思っている。 その理由の1つに、先日、広島から来た友人達がコテージに着いた途端に、『ここは広島より気温が高くて暑いねー』と言った。
東京では豪雨で、洪水となっている場所もあるようだ。
なんんという花?
イコロ農園に行ったら、Tさんが『今年のサクランボは全滅だ』と悲壮な顔をして言っていた。
市内のOさんの家のサクランボは昨年までは、大した手入れもしないのに、鈴なりのサクランボが実ったのに、今年はやはり全滅だ。
どうなっているかと言うと、サクランボの木の枝に腐ったり、萎びた実が付いているのである。育たないで腐ってしまっている。
本職の果樹園農家に起きているなら、これは死活問題である。
なんという花?
洞爺湖畔のMさんのサクランボも、例年の10分の1以下だそうだ。
壮瞥町の果樹園経営のIさんに聞いたら、『サクランボの花が咲いた後に寒い日が続き、受粉がうまく行かなかったからだ。今頃になって暑くなっても、間に合わない』と言う。
でもIさんの果樹園のサクランボは、まあまあの出来だそうだ。やはりどこかに彼独特のノウハウがあるのだろうと思う。
なんという花?
サクランボに限らず、実のなる果物には受粉が必要である。今では専門家からミツバチを借りて来て、その巣箱をハウス内に置いてレンタル・ミツバチに受粉をお願いしている。
自然に任せていると、サクランボも出来ない時代となってしまった。
受粉時期に寒かったので、ミツバチは暖かい東京に静養に行ってしまっていたのかもしれない。
なんという花?
(おまけの話)
今年も伊達に着いてすぐにFさんから大瓶のハチミツを頂いた。彼は伊達での私の朝食を心配してくれている、気のいい男である。
このハチミツは本州から来た養蜂家が集めたもので、添加物など入っていない本物の純粋蜂蜜である。
今の時期にミツバチはあまり見掛けないが、大きなハチはよく見る。特にトーヤレイクヒル・パークゴルフ場のお花畑には沢山いる。ミツバチよりふた周りほど大きい。
なんという名前かは分からないが、オオマルハナバチか?
なんという花?
それでも美しい花に集るハチの写真を撮る為に、怖いが危険を冒すことになった。それで分かったことがある。
『ハチは紫色の花が好き』という事実である。
紫色の花には蜜が多いのかもしれない。
スズメバチは主食にミツバチを食べて、今はデザートに花のミツを舐めているのかなー?