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[2010.09.02]
■地産地消を試す
「地産地消」という言葉をよく聞くようになった。 
「その土地で採れた産物は、その土地で消費しましょう」ということだと思うが、昔はみんなそうしていた。 
 
今になって急に地産地消と言われても、世界を見渡してもこれだけ贅沢な食生活している日本人には難しい。 
和食、洋食、中華料理、更に最近ではエスニック料理が加わった。 
 
ところで、私は地産地消の夕食を食べてみたくなり、北海道の産物だけの夕食を作ように女房に頼んだ。 
 
おぼろづき(北海道米) 


一番重要な主食の米は北海道産「おぼろづき」である。 
これは魚沼産コシヒカリに負けていない。 
 
おかずは納豆、焼きホタテ貝、焼きホッキ貝、塩鮭を用意してくれた。ホタテ貝とホッキ貝は農協くみあいマーケットで1個100円で買った。 
これは驚くほど安い。東京では300~400円はする。 
 
焼きホッキ貝 
 
味噌汁は勿論、伊達産の大根である。 
ただここでは漬物があまり美味しくない。 
甘めの物ばかりで、なんだか頼り甲斐が無いのである。 
仕方ないので、東京から持参した田村屋の味噌漬けを用意した。 
 
焼きホタテ貝 
 
このメニューで夕食を食べたが、大満足であった。 
そして気が付いた。 
「地産地消を推し進めると、どうしてもは和食になってしまう」 
・・・と言うと、オオヤミートの社長から文句が出そうだ。 
でも大丈夫。「とんかつ」も日本料理なんだから・・・。 
 
北海道納豆 
 
(おまけの話) 
今の時代は何が日本食かを判断するのがかなり難しい。 
ラーメン、カレーは日本食の地位を得たし、ハンバーグもそろそろ日本食になるに違いない。 
ところで、オムライスは日本食なんだろうか? 
 
そんな中で最高傑作は間違いなく「アンパン」である。 
パンの中に日本を代表するあんこを入れた発想は素晴らしい。これは新宿の木村屋が発明したものなのである。 
 
日本人はどこの国の料理でも、抵抗なく家庭で食べている。 
 
焼き塩鮭 
 
ところが世界は違う。 
多くの国の人達は、頑固に自国料理だけを食べている。 
 
この先の食糧争奪戦争では、雑食の日本人が世界で勝つのではないかと私は秘かに思っている。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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