■無人駅のラッシュアワー
女房が東京に行っていて留守だし、久し振りの晴天なので、夕方から夕陽の撮影に出掛けた。 場所は私のお気に入りの北舟岡駅である。
太陽が海の向こうに沈むのは、午後7時近くである。
そこで、時刻表を調べて、夕陽と列車の構図の写真を撮ろうと考えた。
室蘭本線北船岡駅(伊達紋別駅の隣駅です)
少し早目に行って、撮影場所調べをしようとウロウロした。
駅のプラットホームより、少し駅から離れた方が良いことが分かった。
乗客は誰も居ないし、これなら好きな場所から撮影できる。
・・・・と、思っていたら、19時近くになったら、続々と自家用車がやって来た。何事かと思ったら、迎えの車のようだ。
乗る人はただ1人
それ等の車は私がカメラを構えている前に、私を無視して次々と駐車する。
多勢に無勢で、『そこをどいてくれ!』とも言えない。
そんなことが起きるとは知らなかったので、早くから行って場所取りをしたのに、なんの役にも立たなかった。
噴火湾に沈む夕陽と漁船
19時07分の下り列車が到着する頃には、車が10数台となった。
そして列車が到着したら、高校生の男女が20~30人も降りて来た。彼らは次々と迎えの車に乗って、走り去って行った。
田舎の鈍行列車が停まる駅とバカにしていたら、とんでもない光景に出会ったのである。
こんな無人駅にもラッシュアワーがあった。
誰もいない駅
(おまけの話)
夕陽の撮影から戻ると、コテージのドアノブに荷物が引っ掛けてあるのが見えた。
「なんだろう?」と思い開けてみると、F鉄工のKさんからだった。
菓子屋の久保の「らびんふる」という洋菓子が入っていた。
そして名刺が同封されていて、『毒は入っていません』と書いてあった。普通はわざわざ「毒は入っていない」と、書いてある物は怪しい物なのである。
久保の「らびんふる」
Kさんは、以前から私に「らびんふる」を食べさせたいのだが、久保に買いに行くと売り切れになっていて実現しないでいた。それが今日はやっと買えたらしい。
それで届けてくれたのである。
そこで早速、食べてみた。
柔ら過ぎるほどのクッキー2枚の間にクリームが入っている。非常に軽い洋菓子だ。
なかなか美味しい。ありがとうKさん。
でも、「らびんふる」とはどういう意味なのか?
Kさん、調べて教えてねー。