■K蔵さんとKさんと、K八さん
市内で大雄寺の地蔵尊祭のポスターを見掛けた。 今年は7月23日~24日に開催されると書いてあった。
その後に、ゴルフ場の風呂場でK蔵さんに会ったので、私は聞いてみた。
『大雄寺の地蔵祭では、今年も焼き鳥を焼くんですかー?』K蔵さんは、『焼いているから来てー』と言った。
大雄寺
大雄寺と私の関りは、以前から色々とある。
いつもお世話になってばかりであるが・・・・。
2年前には私が趣味としている仏像彫刻で、東京から先生と生徒を招いて仏像展『仏像 in 伊達』を開催した時に、その会場を貸してもらった。
岡目八目
23日の午後6時30分の「伊達すずめ踊り」の演技の時間に合わせて、私は大雄寺に出掛けた。
この踊りは暫く途絶えていたものを3年前にKさんが復活させてもので、住職の奥さんが先頭に立って踊る。
伊達すずめ踊り
私はそれを見るのが楽しみなのであるが、Kさんは私に断りも無くアチラへ行ってしまった。
私にとっては、Kさんの居ない大雄寺祭は寂しい。
ところで、風呂場で出会ったK蔵さんは、どうだったかと言えば、今年は出世して本部役員となっていた。
それでもK蔵さんは、わざわざ焼き鳥コーナーまで私を案内してくれて、焼き鳥を5本もタダでくれた。
これじゃ、私は先祖の供養にならないかも?
焼き鳥
(おまけの話)
『大雄寺といえば、K八さん』というくらい大雄寺に深く関っていた人がいた。彼は残念ながら、昨年の私が東京に戻っている時に亡くなってしまった。
私と同じ前立腺癌であった。
もう1人の癌患者のKさんと私とK八さんの3人で、『スリー・キャンサーズ』なんて冗談を言っていたのだが、1人が欠けてしまい、今はツー・キャンサーズとなってしまった。
伊達武者太鼓
今は追加のメンバーを探しているが、条件が厳しいので、なかなか合格者が出ない。
先ず、「癌患者である」というところで、敷居が高い。
次に、「冗談が分かる」ということもネックとなっている。
最後の、「ゴルフが上手である」というところになると、もう誰もこの条件をクリア出来ない。
私が秘かに狙っている人がいるが、2番目の「冗談が分かる」で難しいかもしれない。
文中のKさんとK八さんは同一人物である。